オープニングに引き続き、2日目の25日もいろんなイベントが盛りだくさんでした。
まず、会場が事務局のある文化センターからは少々遠くて行くのをあきらめたのですが、午後4時から九龍湾の映画館メトロプレックスで、『三生(Three Charmed Lives)』のプレミア上映に合わせての記者会見がありました。この作品はオムニバスで、張震(チャン・チェン)、チョン・ウソン、呉鎮宇(ン・ジャンユー)という大スターが監督しているのが話題。3人のお顔を拝みたかったのですが、その後7時半からあるイベントにも来る、というのでそっちでいいや、と事務局でDVDを見る方に集中したのでした(結局、朝10時から夕方7時まで、9時間見ていました。途中で香港在住のあるさんが慰問して下さいました)。
午後7時半からペニンシュラ・ホテルのソールズベリーの間で行われたのは、フランス人女優イザベル・ユペールを迎えての歓迎会。今回彼女の主演作4本の回顧上映が特集で組まれていることから、フランス政府が映画祭に協力して大盤振る舞い(?)をしたようです。ペニンシュラ、久しぶりに足を踏み入れました。これは監督たちが中心の歓迎会だったようで、まずシンガポールの『ILO ILO』の監督アンソニー・チェンが姿を現しました。
続いて、オープニング・フィルムの監督陳果(フルーツ・チャン)が。なぜか直立不動の姿勢しか取ってくれず、カメラマンたちも苦笑い。
その後フルーツ・チャン監督は、人垣の後ろで映画評論家のシュウ・ケイと歓談。貴重なツーショットなので、バッチリ撮らせていただきました。
そして、こちらもオープニング・フィルムの監督彭浩翔(パン・ホーチョン)。
続いては、『浮城』が日本でも公開予定の厳浩(イム・ホー)監督。香港の戦後の歴史を辿る『浮城』は郭富城(アーロン・クォック)の主演で、6月21日から公開予定です。
さっきのフルーツ・チャン監督とシュウ・ケイにイム・ホー監督が加わるという、これまた貴重なスリー・ショットなので、撮らせていただきました。映画評論家として高名なだけでなく、監督作品もあるシュウ・ケイ(真ん中)、いつまでも若々しいですね。
4人の監督が勢揃いするシーンもありました。
そして、イザベル・ユペールが登場。お美しいです〜。
イザベル・ユペールが監督たちと次々ツーショットを撮っていきます。その途中で彼女は親しい知人(写真左端)を発見したようで、とっても嬉しそうな顔で彼と握手。監督たちとのツーショットの時とはうってかわったくだけた笑顔を見せるシーンもありました。監督たちの、「彼の方がいいわけ?」という声が聞こえてきそうです。あとで知ったのですが、これが何とフィリピンのブリリャンテ・メンドーサ監督。そりゃー彼とは『囚われ人』 (2012/公式サイト)を撮ったのですから、親しい笑顔も見せますよね〜。メンドーサ監督、ちょっと痩せたようで、全然わかりませんでした。でも、ちゃんとアップを撮っていた私は偉い(笑)。
残念ながら、『三生』の3人の監督たちは姿を見せず。「来ないんですか?」と聞いたら、「3人とも自分たちの作品を見てるんです」とのことでがっかり。ここなら、買い換えた小さなカメラでも十分アップが撮れたのに....。
で、さっさと見切りをつけて、九龍駅の上のモール圓方の映画館グランド・シネマへ。ここでは、『3D 豪情(3D Naked Ambition)』のプレミア上映が行われるのです。監督は李公樂(リー・コンロク)、主演は杜マン澤(チャップマン・トー)で、日本のAV女優が大挙出演しているのが話題です。ストーリーは、失業したチャップマン・トーが、友人たちとAVを撮ろうと思い立ち、日本へ飛ぶ、というものらしく、夜の大人向けお楽しみ上映用になっています。
午後9時前からぽつぽつ出演者が登壇。まず、曾國祥(デレク・ツァン/右端)らが登場。
続いて、王晶(ウォン・チン)監督が美女2人を連れて登場。一段と太られたような....。思ったより「オレ様」ではなく、3人で何枚か撮らせたあとは、「美女だけの方がいいだろ」と自分は降壇。脇で見守ってらっしゃいました。事務所で売り出し中の駆け出し女優とかなのかも知れません。
そして、日本のAV女優の皆さんが登場。左から、辰巳ゆい、葵つかさ、由愛(ゆめ)可奈、沖田杏梨、夕樹舞子の皆さんです(多分。お顔がよくわからなくて、香港メディアの報道を参考にしました。もし間違っていたらごめんなさい)。沖田杏梨はこのバストのせいか、翌日の香港メディアに一番多く登場していました。
チャップマン・トーら香港側の出演者も登場して、全員で撮影。セクシーなポーズを要求されるAV女優さんたち、さすがは慣れたものです。
チャップマン・トーはほぼコメディ専門と言っていいのですが、よーく見るとなかなかイケメンです。
監督のリー・コンロク(左のマイクを持つ人)と、右は多分プロデューサー。
AV女優の皆さんも、1人1人ご挨拶。「ネイ・ホウ。ンゴー・ハイ○○(こんにちは。私は○○です)」と皆さん広東語でちょっと挨拶をするなど、なかなかの努力家揃い。
こちらは通訳さんです。香港の方のようで、日本語もとてもお上手でした。
最後は、チャップマン・トーを囲む美女の図。「もっとチャップマン・トーをさわって」とか、通訳さんが指示を伝えます。
それから、もう1人大スターがいました。ジョシー・ホーです。この日は足をケガしていたのか、杖をついて登場。そのため、こういうラフなスタイルだったようです。とってもおきれいでした。
記者会見終了後メディアはジョシー・ホーに殺到。こんな感じで、テレビの各局合同のインタビュー。ボードを両手に持たされるスターも大変です。
終了後、ベテラン女優の邵音音(ショウ・ヤムヤム)がジョシー・ホーに挨拶に。
それから、薛凱[王其](フィオナ・シッ)も姿を見せていました。
こういう賑やかな話題だと、テレビや新聞など各メディアが大々的に取り上げてくれるので、映画祭の宣伝になるのですねー。するとスポンサーも、というわけで、どちらも映画祭は台所事情が大変なようです。