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Channel: アジア映画巡礼
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ハリウッド映画@タイ

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タイでは以前から、ハリウッド映画が絶対的な人気を誇っています。今回はそのあたりもちょっと調べたくて、先日の『Into The Storm』に続き、今日は『The Expendables 3』を見ることにしました。日本では『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』というタイトルで、11月1日に公開される予定の作品です。見に行ったシネコンは、伊勢丹などが入っているセントラル・ワールドの中にあるSF系の映画館で、料金は200バーツ(約660円)でした。本当を言うとタイ映画を見に行ったのですが、昨日で上映が終わっていました。残念! でも他の映画館でやっているので、明日はそちらに出張ることにします。


『エクスぺ3』(以下、長いのでこれで省略)を見たあとWikiで調べたところ、この作品、ロンドンで8月4日にプレミア上映された後、全米公開は8月15日と出ています。タイ公開は全米公開よりも早い!? しかも、しっかりタイ語字幕も付いています。IMDbで調べてみると、こんな風に各国のプレミアも日がずれている上、全米公開よりも前に公開される国もいっぱいあることがわかりました。タイは、アジアでは最も早い国なのかも知れませんね。


実は私はハリウッド映画はほとんど見てなくて、ジェット・リーが出演しているというのにこの「エクスペンダブルズ」シリーズもまったく見ていません。予告編はチェックしていたりするため、大体の出演者や筋はわかるのですが、『エクスぺ3』はこのシリーズで最も豪華な面子による作品ではないかと思います。最初何の予備知識もなく見たので、「あれ? ハリソン・フォードに似た人が。でも、老人すぎるし、きっとよく似た俳優に違いない」「この顔は、アントニオ・バンデラス?? こんな軽い性格の役をする人だっけ?」「こ、この悪役の顔はメル・ギブソン!?」というような驚きがいっぱいありました。冒頭で登場するひげ面のソマリア人かエチオピア人と思える人も、どこかで見た顔だなあ、と思っていたら最後のクレジットでウェズリー・スナイプスとわかるなど(私の知識はその程度)、決して「無駄に」という修飾語は使いませんが、豪華すぎる面子の作品でした。

しかしながら、観客数は広いホールに10人ほど。今日8月11日(月)は、明日12日のシリキット王妃誕生日兼母の日と日曜日に挟まれて、タイでは休日になっており、映画館には人が溢れていたのですが、どうもタイ人のお好みには合わなかったようです。私は結構面白く、アクションシーンはもちろん、メンバーの新旧交代ドラマとかを見たんですけどねー。スタローンやシュワちゃんのミエの切り方は、ラジニやサルマーンとも通じる所があって、安心して見ていられます。

『Into The Storm』『エクスぺ3』のほか、今タイで公開中のハリウッド映画は、明日からの公開も含めると『Hercules(ヘラクレス)』『Guardians of Galaxy(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)』『Swelter』『22 Jump Street』『Ninja Turtles 5』など。アメリカで今ヒット中の作品もあります。こうしてみると、タイはハリウッド映画にとって重要なマーケットの1つと言えそうです。そうそう、今回の滞在では、中国語圏映画と韓国映画を1本も見かけませんでした。韓国映画、タイでの人気が衰えてるのかしら?


明日はシリキット王妃のお誕生日なので、ショッピングモールや大きなビルなどにはこういうお祝いコーナーができています。母の日でもあるのですが、タイでは赤いカーネーションよりも白いジャスミンの花が母性の象徴として使われるとか。


セントラル・ワールド付近の十字路は、5月の軍事クーデター事件の時、人々が長い間占拠したりした場所です。でも今は平穏が戻り、渋滞も戻ってタイの日常が続いています。

 


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