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『マルガリータで乾杯を!』のゲストお二人と会ってきました

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3日間の集中講義がやっと終わりました。大学の授業は1コマ90分。集中講義はそれを1日に5コマ、3日間やり、半期分の15コマをこなして単位を与える、という、教師にとっても学生にとってもかなり苛酷なプログラムです。でも、1日のうちで時間をフレキシブルに使うこともでき、2コマぶっ続けの授業とかもできるため、使い勝手のいいプログラムでもあります。とはいえ、帰宅してからも出欠の整理やらミニテストの採点やらをやっていると睡眠時間も削られるし、終わるともう廃人同然、というのが毎年のことでした。

そんなボロボロ状態だったのですが、『マルガリータに乾杯を!』のあいち国際女性映画祭のゲストとして来日したショナリ・ボース監督と、主演のカルキ・コーチリンにインタビューさせてもらえるというので、いそいそと出かけてきました。『キネマ旬報』から依頼されたインタビューで、今日はカルキ、明日は監督という予定だったのですが、インタビューの場に着くと、まずお目にかかったのがショナリ・ボース監督。コントラストが鮮やかな素敵なファッションでした。


「上はサリーのブラウスなの。それとスカートを組み合わせた、私独自のファッションよ」というボース監督。私もインドのクルター・パジャマを着ていたので、「あなたもインドのファッションね」と言われ、「そうなんです。でも、ファブ・インディア製品なんですよ」(「ファブ・インディア」はインドのユニ●ロとでも言うべき存在で、リーズナブルなお値段でなかなかセンスのいい服を提供しているショップです)と言ったら、「ファブ・インディア! あそこの服はホント助かるわよね~」というような話で盛り上がりました.ボース監督もご愛用のようです。

で、次にカルキへのインタビューとなったわけですが、じつはあいち国際女性映画祭の場で、あることが問題になっていました。それは、彼女の姓の発音です。「Kalki Koechlin」が彼女の名前の綴りで、インドでは普通、「カルキー・コーチリン」と発音されているのですが、フランス語読みにすると姓は「ケクラン」であるため、カルキがQ&Aでそのことを述べたのです。

これは、昨日愛知在住の友人から、メールで下のように教えてもらいました。

次に観客からカルキさんの姓の読み方がわからないという質問があり、これにカルキさんが答える一幕がありました。 これがどうやら、日本ロードショー用のチラシにある「コーチリン」は間違いで、本来は「ケーチュラン」と言うようなのです。(私の聞き取りもややおぼつかないのですが。) とはいえ、インド本国でも「コーチリン」と呼ぶ人の方が多いらしいので、日本で表記が間違っているのは仕方のないことと言えそうです。   Tさん、ありがとうございました。さらに、今日拙ブログにもコメントが入っていて、下のようにご指摘下さっています。(一部だけを引用したので、ちょっと文章がおかしくなっていますがお許しを)   配給会社様その他に「コーチリン」というヘンテコな表記から「ケクラン」に変更してくださいますようにお願いいたします。   実はですね、配給会社彩プロの方に、”ヘンテコな”「カルキ・コーチリン」という表記をお教えしたのは私です(笑)。彼女の姓をフランス語読みすると「ケクラン」になる、ということは、私も配給会社も承知していて、従って公式サイトの紹介ページや、マスコミ試写で配布したプレスの紹介欄には、”姓のフランス語読みは「ケクラン」”と断ってあります。
「コーチリン」は、インドでは彼女の姓「Koechlin」が英語風に読まれてしまって、それが一般化している、ということなのです。配給会社に表記をお教えする時は、ヒンディー語での表記を確認したり、時にはYouTubeでいくつかの番組等を見て、司会者がどのように発音しているか、というのを確認した上でやっているのですが、今回は圧倒的に「コーチリン」だったため、この表記にして、キャスト紹介の中で留保を付けたのでした。インドでこれだけ「コーチリン」が使われている、ということは、彼女自身も認めているということなのだ、と思ってしまったのです。
でも、今回ご本人が「ケクラン」の方を希望なさることがわかったので、配給会社ではすでにポスターやチラシを刷ってしまっているものの、今後変更していくことを検討中のようです。というわけで、全面訂正までは今しばらくお待ち下さいね。
そんなわけで、カルキへのインタビューは、「ごめんなさい、実はあなたの姓を”コーチリン”にしたのは私です」というお詫びから始まったのでした。彼女は「いいのよ~」という感じで許してくれて、「インドではいつもそう呼ばれちゃうのよね」と言っていました。正しく発音すると「ケー(日本語の長母音ほどではないが少し長めに発音)クラン(鼻音化するン)」のようですが、日本での表記が訂正される場合は「ケクラン」になるのでは、と思います。

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and Ishaan Talkies

インタビューではとてもよく話してくれて、『マルガリータで乾杯を!』にかける彼女の熱意がひしひしと伝わってきました。詳細はまた別の機会に譲るとして、雑談の内容をほんのちょっぴりリークしてしまうと、初めて来た日本がとても気に入ったそうです。「皆さん、とっても控えめで丁寧で。ホテルのお部屋も小さいけれど機能的で、何でもきちんと揃っているでしょ。インドにはない美点だわ」とのこと。本場のお寿司もおいしかったそうです(笑)。
それにしても、美しい人でした。映画の中よりも美しいぐらいで、知的で凜とした雰囲気と共にその美しい瞳と表情には、ずっと彼女を見つめていたいと思わせられてしまいます。サインにも気さくに応じてくれたので、友人ウマー・ダ・クーニャの出している雑誌「Filmindia Worldwide」にサインしてもらいました。     あいち国際女性映画祭でも、サインをおもらいになった方も多かったことでしょう。また、『マルガリータで乾杯を!』のライラとのギャップに驚かれた方もいらしたのではないかと思います。公開の時にもぜひ再び来てほしい女優さんであり、彼女の作品で映画祭上映されている『デーヴD』(2009/大阪アジアン映画祭で上映済み)や『シャンハイ』(2012/アジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映済み)も公開されて、こんなユニークで素晴らしい女優がインドにもいることを広く知ってもらいたい、と思わせられる人でした。全国の皆さんが、10月に公開される『マルガリータで乾杯を!』で、彼女と出会って下さることを願っています!  



これからは「カルキ・ケクラン」で

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『マルガリータで乾杯を!』の主演女優Kalki Koechlinのカタカナ表記は、今後は「カルキ・ケクラン」を使用することになりました。先ほど、映画の公式FBに、下のようなお詫びと訂正が掲載されていることを発見しました。そのままコピペします。

◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

【カルキさんの呼び名についてお詫びと訂正、今後について】

『マルガリータで乾杯を!』に主演されているカルキさんのお名前の呼び方について、数名の方からご指摘を受けておりましたが、この度、来日されたご本人から正式な呼び名を確認させていただきました。
正しくは、「カルキ・ケー(少し長めに発音)クラン(鼻音化するン)」となります。今後は上記発音を踏まえ、「カルキ・ケクラン」と表記させていただきます。
既にいくつかの宣材物は刷り終わっており、回収、修正を行うことが難しい状況です。誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ホームページやパンフレット等では順次修正をさせていただきます。
今後はこのようなことがないよう、充分に留意いたします。この度は誠に申し訳ございませんでした。

◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

私がインド読みというか、インドで多数を占める英語風の読み方を配給会社の方にお教えしたので、一番謝らないといけないのは私ですね。申し訳ありませんでした。今後は、「カルキ・ケクラン」が定着するよう、ことあるごとに努力していきたいと思います。


上は、インタビューのあとでサインをして下さるカルキ・ケクランさんです。インタビューでは素敵な答をして下さったカルキ・ケクランさんのためにも、この素晴らしい映画の上映が成功するよういろいろ努力していきますので、ご支援、ご協力ぜひよろしくお願いします。『マルガリータで乾杯を!』の公式サイトはこちらです。公式サイトでもすぐ見られますが、予告編を貼り付けておきますね。ここの「コーチリン」も直していただかないといけないなど、配給会社と宣伝会社の皆様にも、多大なご迷惑をお掛けすることになってしまいました。本当にごめんなさい。

10月より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開『マルガリータで乾杯を!』予告編

公開は10月、まずシネスイッチ銀座(昨年、『マダム・イン・ニューヨーク』や『めぐり逢わせのお弁当』が上映された劇場)からですが、すでに全国あちこちでの上映劇場が決まりつつあります。公式サイトの「Theater」をご覧のうえ、楽しみにしてお待ち下さい。


9月のタミル語映画上映会

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しばらくお休みだった南インド映画の上映会。Periploさんから、「新たなインド映画自主上映団体の活動の情報が入ってまいりました」とのお言葉を添えて、タミル語映画上映会のお知らせをいただきました。


『Rajini Murgan(ラジニ・ムルガン)』

(2015/タミル語/上映時間&字幕の有無は不明)
 監督:ポンラーム
 主演:シヴァカールティケーヤン、キールティ・スレーシュ

■日時:2015年9月19日(土)午後1:30~
■会場:千葉県市川市、イオンシネマ市川妙典 アクセス
■料金:未定
■主催者公式FBはこちら

タイトルはすごそう(何せ、ラジニカーントとムルガン神ですからねー)なんですが、これは主人公の名前だとか。ラジニ様のご威光をいただきながら、彼に倣って主人公がアクションで大活躍、なのかも知れませんね。

上右のようなポスターも見つけました。してみると、「ムルガン」はヒットしたカルト映画『クイックガン・ムルガン』(2009)からのイタダキでしょうか。そう、シャー・ルク・カーンが『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』(2007)でやって見せた南インドスターのパロディが元になり、作られた映画ですね。ややこしいパロディ合戦ですが、今回の『ラジニ・ムルガン』はさて? とりあえずラジニSirのファンはお見逃しなく。

Rajinimurugan - Official Trailer | Sivakarthikeyan, Soori, Keerthi | D. Imman

おお、この間シンガポールで出演作を見たコメディアンのスーリも出演している模様。英語字幕が付いているといいですねー。


明日から始まる「シーズン・オブ・レイ」

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明日、9月12日(土)からいよいよ、サタジット・レイ監督作品2本が上映される「シーズン・オブ・レイ」が始まります。 上映される2作品は、『チャルラータ』(1964)とかつての公開時のタイトル『大都会』(1963)を『ビッグ・シティ』と改めた2本で、いずれも再公開となります。

CharulataG.jpgMahanagar2.jpg

サタジット・レイ監督作品の公開は、遺作となった『見知らぬ人』(1991)が上映された1992年以来ですから、実に23年ぶり。今回上映される2作品のうち、『チャルラータ』が公開された1975年から数えると40年ぶりという、久々の上映となります。今回上映される『チャルラータ』と『ビッグ・シティ』には、どちらもその頃のレイ監督のミューズと言うべき女優マドビ・ムカージー(下の写真)が主演しています。

まずは、両作品のデータをどうぞ。なお、固有名詞の表記は、配給会社の記載に倣っています。


 『チャルラータ』↑

1964年/インド/ベンガル語/119分/B&W/原題:Charulata
監督・脚色・音楽:サタジット・レイ
原作:ラビンドラナート・タゴール
主演:マドビ・ムカージー、ショウミットロ・チャタージ、ショイレン・ムカージ

 

『ビッグ・シティ』↑

1963年/インド/ベンガル語/131分/B&W/原題:Mahanagar/英語題:The Big City
監督・脚色・音楽:サタジット・レイ
原作:ナレンドラナート・ミットラ
主演:マドビ・ムカージー、アニル・チャタージー、ジョーヤ・バドゥリ 

配給:プレイタイム
※9月12日(土)より、シアター・イメージフォーラムイにて4週間限定上映

詳しいストーリーなどは「シーズン・オブ・レイ」の公式サイトを見ていただくとして、2本の中で特に見逃せないのが『チャルラータ』。チャルラータはヒロインの名前で、正しくベンガル語読みするとチャルロタ、ヒンディー語読みならチャールラターとなります。意味は「麗しき蔓草」なので、日本名に超訳すると「美蔓子」ですね(笑)。ただ、40年前の公開時に間違った場所に音引きが入れられてしまい(日本人はなぜか「シャンカール」のように最後から二番目に音引きを入れるのが好きで、それがたいてい間違いを生むことに...)、その「チャルラータ」が今回も訂正されずちょっと残念です。

それはさておき、1880年、イギリス領インドの首都だったカルカッタを舞台にした本作は、ラビンドラナート・タゴールの小説「壊れた巣(Nashtanir/ノシュトニル)」(1901)を原作にしたもので、裕福な新聞社主の若妻チャルラータの日々を描きます。年の離れた夫ブパチ(ブーパティ、ベンガル語読みはブポティ)は仕事に忙しく、チャルラータにやさしく接してくれるものの、彼女の寂しさや知的欲求を満たしてはくれません。そこへ、夫の従弟である大学生アマル(ベンガル語読みオモル)が訪ねてきて、家に滞在することに。明るくて、文学に詳しく、教養もあるアマルは、チャルラータの心に刺激と潤いを与えてくれ、彼女はいつしかアマルに引かれていくのですが...。


19世紀末の雰囲気が、重厚な家具や調度品、衣装等と共に見事に再現されており、それだけでも目を奪われます。また、オープニングタイトルの、タゴールソングのBGMが流れる中女性が刺繍をしていく手元が写るシーンや、チャルラータの内面を引き出すアップの映像、ラストのストップモーションなど、レイ監督の意欲的な映像処理がこれまた素晴らしい効果を上げている作品でもあります。完成時にはレイは43歳。円熟味と若さ、深い教養と社会的な視点、そしてベンガル文化への愛が見事に融合した、実に見応えのある作品です。フェミニズム映画として読み直すこともできますので、ぜひ現在の皆様の視点で見直してみて下さい。

『ビッグ・シティ』は私としては若き日のジャヤー・バードゥリー(ベンガル語読みジョヤ・バドゥリ)の姿が見られる貴重な作品で、また再会できて嬉しいです。こちらはレイ監督のモダンな側面がよく出ており、『チャルラータ』と見比べると興味もひとしお。映画の持つリズムも『チャルラータ』とはまったく違っていて、レイ監督の豊かな才能を感じさせます。

ジャヤー・バードゥリーがこの映画に出演したのは15歳の時。彼女はその後プネーにある映画TV研究所の俳優コースに入り、演技を学んでヒンディー語映画『グッディー』(1971)に出演、1970年代前半は演技の上手な女優としてたくさんの映画に出演し、ラージェーシュ・カンナー、ジテーンドル、そしてアミターブ・バッチャン作品のヒロイン役を務めます。1973年にアミターブ・バッチャンと結婚した時は、「人気女優ジャヤーが駆けだしの俳優アミターブと結婚!」と騒がれたほど。当時女優は結婚するとなかなかヒロイン役がもらえず、ジャヤーも『炎』(1975)の未亡人役を演じたりしているうちにやがて引退同様に。そして1990年代末になって本格的に仕事を再開し、『家族の四季』(2001)や『たとえ明日が来なくても』(2003)でジャヤー・バッチャンとして印象的な演技を残している、というわけです。


ジャヤーは主人公の義理の妹(夫の妹)役ですので、お見逃しなく。メガネ娘として登場し、義姉が職探しをしている時には、「映画女優になれば? みんなでボンベイに行きましょ」という、ジャヤーの未来を予言するようなセリフもあります。

予告編を付けておきますので、明日から巨匠サタジット・レイの世界を存分にお楽しみ下さいね。

「シーズン・オブ・レイ」予告編

 

 

大阪出張

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3日ほど、大阪へ出張していました。主たる目的は、友人のG先生が担当している大阪芸術大学の講座でゲスト講師を務めることで、そのついでに国立民族学博物館に行き、新しくなった南アジアの展示をじっくりと見てきました。

国立民族学博物館、略称「民博(みんぱく)」は、吹田市の万博記念公園にあります。万博と言えばコレですねー。


45年前、コレができたばっかりの時に、私もパビリオン巡りに行きましたっけ。万博記念公園は、1970年のEXPO'70の跡地が公園になっているところで、今は大阪府民の憩いの場になっています。皆さん下に敷くシートや、中には簡易テントを持参したりして、1日ゆっくりと、スポーツをしたり、緑の中で昼寝したりと、楽しんでいる姿があちこちに見受けられます。入り口や中の売店では、チョコレートやら抹茶やらいろんなソフトクリームが販売されていて、アイス好きの私としては全種類制覇したかったです...が、そんなことしたらたちまち体重急増なので思いとどまりました。しかし、なんでこないにソフトクリームが人気やのん??


民博では、現在メインの催しは「韓日食博」。韓国と日本の庶民食について、いろんな角度からアプローチがなされています。展示の仕方もすごくユニークで、食の道具などはわざわざ展示の前に布を張り巡らし、その破れ目から見るという、見た物が印象に強く残る展示の仕方がしてあります。また、「食の漫画に現れるオノマトペ」というコーナーでは、例えば日本語なら「ごくごく」「ぴちゃぴちゃ」「ずるずる」「ぱくぱく」...と言ったオノマトペとその音が表現する状況とが示されており、漫画にハングルで書かれたオノマトペが付いたものなどは、見た目もとっても美しかったです。う~ん、これで食べ物の実物があったらなあ。お醤油のニオイが嗅げるコーナーとかもあったのですが、やっぱり舌でも味わいたい展示でした。


南アジアの展示場では、わが家から民博にもらっていただいた上のようなポスター(実物とは少し違っています)が展示されていました。南アジア展示を見たのはすごく久しぶりですが、ますます内容が充実し、網羅的になってきた感じがします。特に、布関係の展示は充実街道まっしぐら。まだご覧になってない方は、ぜひ一度いらしてみて下さい。民博の公式サイトはこちらです。館内で2、3泊したいぐらい、展示や資料が充実しています。

さて、用事を済ませてのお楽しみはモノレール。ここの大阪モノレールは、スリリングで大好きなんです。今回は、まだ乗ったことのなかった北へ行く路線、彩都西(さいとにし)まで乗ってみました。民博の最寄り駅、万博記念公園駅から見る景色からしてスリリング。まっすぐ延びているのが門真市まで行くレール、左に曲がっているのが彩都西行きのレールです。


それに大阪モノレールの車両には、運転席のすぐ前に「高架鉄席」とでも言うべき正面向いて座れる2人席があって、ここに座れば進行方向の眺望が開けて大満足。行きも帰りも楽しませてもらいました。大阪モノレールは25周年だそうで、今回、万博の時はまだなかったことに気がつきました。はて、当時万博会場まで、どうやって行ったんだろう?


普段の車両は地味ですが、時々目立つ車両が走っています。

彩都西駅を出ようとした時にちょうど入ってきたので、あわててパチリ。ガンバ大阪のペイントをした車両でした。あとで調べたら、「ガンバ大阪号」と言うのだそうです。


今回泊まったのは、大阪芸大が1泊取って下さったこのホテル。とてもいいホテルである上、交通がこの上もなく便利でした。モノレールの駅のある千里中央からは、北大阪急行・地下鉄御堂筋線が出ているので、そのまま天王寺まで1本で行けます。また帰りも、御堂筋線は新大阪を通っているため、これまた新幹線まで一直線。さらに、ホテルのすぐ隣が近鉄の大阪阿倍野橋駅(阿倍野と天王寺は一緒ですねん。梅田と大阪駅も一緒やし)なので、近鉄の河内長野に行く途中にある喜志駅が最寄り駅の大阪芸大に行くのも便利です。ただ、大阪芸大は駅からさらに大学のスクールバスに10分ぐらい乗らないといけないため、学生さんたちは通うのが大変だと思います。まあそれと引き替えに、キャンパス中が劇場みたいな素晴らしい建物群で学ぶことができるんですけどね。

大阪芸大でのお仕事では、こんなポスターも作って下さっていました。さすが芸大、デザイン学科とかがあるので、そこの卒業生の方が制作して下さったようです。『きっと、うまくいく』の「ズビズビ」のソング&ダンスシーン、とっても上手に捉えてありますね~。雨がハートなのが素敵です。このシーンを付けておきますので、ポスターと見比べてみて下さい。

Zoobi Doobi 3 Idiots Full Song Feat. Aamir Khan, Kareena Kapoor

当日聞きに来て下さった学生さんたちもみんな素敵な方ばかりで、楽しい3時間の講義でした。あとで質問に来て下さった学生さんで、感心するような質問をして下さった方もあり、ちょっと驚きました。すごいですねー、大阪芸大! G先生、お世話になりました~。

今回残念だったのは、いろいろあって、またもやジャンジャン横丁に行けなかったこと。仕方がないので、帰途新大阪のお土産物屋で、飾ってあったビリケンさんの足の裏をなでてきました。やっぱりホンマモンの足の裏やないと、アカンやろねえ。低空飛行運気は、まだまだ続きそうです...。




「インド映画完全ガイド マサラムービーから新感覚インド映画へ」校了!

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本年2月から計画が始動、約半年間にわたって編集作業を行っていた本、「インド映画完全ガイド マサラムービーから新感覚インド映画へ」が、本日やっと校了を迎えました。ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。特に、ご執筆下さった皆様方、画像をご提供下さった配給会社やソフト会社の皆々様には、心から御礼を申し上げます。

こんな本になります。まずは帯なし版の表紙をどうぞ。


定価は2,000円+税で、10月8日の発売となります。この書影でアマゾンとかにはアップされると思うのですが、早くから書名を載せてくれていた出版サイトでは、サブタイトルが「ボリウッド・フィルムに首ったけ」になっているものがあります。それからはサブタイトルが変わりましたので、お間違えなきよう、お願い致します。

つまり、扱っているのはボリウッド映画だけじゃない、ということなんですね。章目次を書いておきましょう。 

序章:いま、インド映画が来てる!
第1章:インド映画のここに注目!
第2章:インド映画のスター
第3章:見ておきたいインド映画ベストセレクション
第4章:インド映画の全貌
第5章:インド映画の多様な要素
第6章:インド映画を知るためのデータと資料

序章、第1章、第3章はこれまでに日本公開された作品の紹介で、41本が紹介されています。また、第2章で紹介してあるスターは合計25人。第3章の途中まではオールカラーページで、とっても豪華です。

そして第4章と第5章は、インド映画に関する知識が一挙に増える充実した読み物ページ。ヒンディー語映画、マラーティ語映画、テルグ語映画、タミル語映画、カンナダ語映画、マラヤーラム語映画の紹介もありますし、音楽、舞踊、アクション、ファッション、食文化、歴史、ジェンダー....といったテーマ別の紹介もあり、超充実した内容となっています。最後の第6章は、お役立ちのデータページです。

執筆者はあまりに多くて書き切れないので、ぜひ書店で本を手にとって見てみて下さいね。私がファンを自称する方も、何人か書いて下さっています。

で、最後に帯付きの画像を皆様にだけ特別公開。この帯が豪華なんですよ~。


あなたもぜひ、カレーパワーの洗礼を受けて下さいね!!

なお、いとうせいこうさんが総合プロデューサーを務める「第8回 したまちコメディ映画祭in台東」は、いよいよ明日からの開催です。映画祭の公式サイトをご覧の上、ぜひこちらにもお運び下さい。9月22日(火・休)まで、盛りだくさんの映画&イベントが揃っています。19日(土)には、『全力スマッシュ』の上映に香港の映画人も大挙ゲスト出演。美女ジョシー・ホーを拝みに行きましょう!(あれ? いつの間にかインド映画から香港映画に...)


敬老の日にピッタリの韓国映画『チャンス商会』

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本日は敬老の日。私も敬われる年代となりまして(笑)、本日はタダで近所の温泉に入れてもらってきました。普通の銭湯なのですが、お湯は天然温泉で真っ黒な色をしています。泡風呂もあって、とっても温まりました~。

さて、そんな敬老の日にピッタリの韓国映画が、この週末から公開されます。タイトルは『チャンス商会~初恋を探して~』。まずは基本データをどうぞ。

 

『チャンス商会~初恋を探して~』 公式サイト

2015年/韓国/111分/
監督:カン・ジェギュ
主演:パク・クニョン、ユン・ヨジョン、チョ・ジヌン、ハン・ジミン、ムン・ガヨン、チャンヨル(EXO)
配給:CJ Entertainment Japan
宣伝:上地(電波・紙媒体)/田中舘(WEB・モバイル媒体)

※9月25日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国順次ロードショー

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主人公は、白髪頭の70歳のソンチル(パク・クニョン)。チャンスマートというスーパーで働く、頑固で口うるさいおじいちゃんです。チャンスマートの社長チャンスは身内同然、社長の娘で高校生のアヨン(ムン・ガヨン)や、そのボーイフレンドであるミンソン(チャンヨル)にもガミガミと注意したりして、まったく遠慮会釈もないワンマン老人ぶりを発揮しています。ソンチルは街の再開発には絶対反対で、ただ1人書類にハンコをつかず、推進派をこまらせてもいます。そんなソンチルは独り暮らし。特に不自由はしていないのですが、自宅に一部屋だけ鍵がかかった部屋があり、どうしても扉が開かないのがいつも謎になっていました。

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ところがある日、道を隔てた家に、同じぐらいの老年の女性グンニム(ユン・ヨジョン)とその娘ミンジョン(ハン・ジミン)が越してきたことで、ソンチルの生活に少しずつ変化が出てきます。グンニムはチャンスマートの近くで花屋を開き、そんな彼女がだんだんと気になっていくソンチル。グンニムもまんざらでもない様子で、ついにソンチルはグンニムにデートを申し込み、チャンス社長のデート指南を受けてレストランでいいところを見せようとします。ひとまずデートもうまくいったのですが、ソンチルがグンニムの生活にだんだんと踏み込んでいくにつれ、思いもかけない事件が起こるようになっていったのでした....。

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最初、頑固な老人を主人公にした恋物語のように見えた本作は、少しずつ様相を変え、最後に真実がわかる仕掛けになっています。同世代の美しい女性に恋していくソンチルの物語部分は、コミカルな演出で韓国映画お得意の人情ものとしてわかりやすく、そこにミステリーやファンタジーの要素がからみあってきてからは、見る者の頭に「?」が飛び交い始めて....と、達者な脚本と演出で観客を楽しませ、最後に「そうだったのか!」で涙することになるよくできた作品なのです。それもそのはず、監督であり、脚本を脚色したのはあのカン・ジェギュ。そう、『銀杏のベッド』(1996)、『シュリ』(1999)、『ブラザーフッド』(2004)、『マイウェイ 12,000キロの真実』(2011)と、大作、話題作、ヒット作をたくさん世に出してきたカン・ジェギュ監督なのでした。

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これまで国家がかかわるようなスケールの大きな作品を作ってきたカン・ジェギュ監督ですが、どうしてまた、庶民の日常を誠実に描く作品に転じたのでしょうか。監督は特にその理由を語っていないものの、「本作を作る過程が一生続けば良いのにと思ったくらい、とても幸せで楽しかった。変わらぬ愛の意味について、今そばにいる誰かと一緒に分かち合える映画になればと思う」という監督の言を聞くと、そういえはこの監督は、常に人の情をたっぷりと描いてきた人だった、と思い出しました。男女の愛情、兄弟の人情、ライバル同士の友情と形は違っても、大局の中の人間をしっかりと描き、感動作を作るのに長けていたカン・ジェギュ監督。その力が、今度は身近な社会を舞台にして発揮された、ということなのでしょう。

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監督の意図を上手に体現している出演者たちですが、中でもチャーミングなのがグンニムを演じるユン・ヨジョン。これまでの出演作、『ハウスメイド』(2010)や『自由が丘で』(2014)で見せてきたような、しゃきっとしたきつい女性像からは打って変わって、かわいくてやさしいグンニムを演じてそれはそれは魅力的。しぐさや表情に惹きつけられてしまいます。声のトーンまで変えているようで、女優魂を見る思いでした。

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ほかに、K-PopグループEXOのメンバーの1人チャンヨルが出演しているのも話題になっています。高校生役にはピッタリのチャンヨル、私服姿もかわいいですが、制服姿がよく似合っています。

この紹介を書くために調べてわかったのですが、『チャンス商会』の「チャンス」は英語の「chance」ではなく、「長寿」の韓国語読みだとか。そういえば、主人公ソンチルが勤めるチャンスマートの名前は、社長の名前チャンスからつけられたのでした。親が長寿を願って付けたであろう「長寿(チャンス)」という名前、それもまた、この作品を読み解くキーワードの一つになっています。カン・ジェギュ監督の職人技、ぜひご覧になってみて下さい。予告編はこちらです。

映画『チャンス商会~初恋を探して~』予告編


「インド映画完全ガイド」裏話:カラーページは画像が命!

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「インド映画完全ガイド~マサラムービーから新感覚インド映画へ」の編集は、本当に大変なことが多かったので、今後皆様のお役にたつかもと思い経験したことを書いてみることにしました。今回は、画像についてのお話です。

映画のスチール、つまり画像は、その映画が公開される時に宣伝のため、配給会社または宣伝会社からマスコミに提供されます。たいていメインの画像1枚と、サブの画像数枚が提供されるのが普通ですが、お願いすればもっとたくさんもらえたりしますし、あるいは「この脇役が光っていたので紹介したいから、彼の顔がよくわかる画像はないでしょうか」とお願いしてもらったりすることもできます。この「アジア映画巡礼」のようなブログやHPといったネット媒体は、比較的たくさん写真が使えるため、いつも6~10枚画像をいただいています。


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 and Ishaan Talkies

たとえば、上写真の『マルガリータで乾杯を!』の場合は、メインのほか8枚画像をいただきました。これらの画像は、使う時には必ず画像のソースとなるクレジットを入れる、公開情報を入れる、といった制約があり、勝手にどこにでも使うことはできません。というわけで、『マルガリータで乾杯を!』は10月24日(土)よりシネスイッチ銀座で公開され、その後全国で順次ロードショー公開されていきますので皆様、どうぞよろしく。そうそう、ついでにと言っては何ですが、あいち国際女性映画祭でショナリ・ボース監督が気がついた映画のバージョン違いは、やはり日本に売ったエージェントのミスだったそうで、公開時にはきちんとオリジナル版が上映されるそうです。あいち国際女性映画祭でご覧になった方も、ぜひもう一度見てみて下さいね。

こういった公開時の宣伝のために提供を受けた画像は、映画の公開が済むと使うことはできません。本当は全部削除しなくてはいけないのですが、そこはついもったいなくて、パソコンにセーブしたままに。今回の本を作るに当たってはそれが役に立ち、ページ見本を作ったりできました。

でも、実際に本に使用するためには、再度画像をもらい直さないといけません。というわけで、それぞれの作品の配給会社にお願いして、新たに画像をいただきました。また、親しい配給会社の方には、「以前にいただいているこの画像があるのですが、使ってもいいでしょうか?」という了承を得て、公開時にいただいた画像を使ったりもしました。

こういった画像は、今回すべて無償で提供していただいたのですが、普通は公開時を過ぎると画像の提供に費用が派生することが多いのだそうです。私も経験がないのではっきりとはわからないのですが、人の話を聞くとカラーページとモノクロページで違ったり、表紙は結構高い使用料を取られたりするそうです。今回は、Blu-ray、DVD等のソフトを紹介する、ということで全部の会社が無償で提供して下さり、本当にありがたかったです。

さらに、スター紹介ページの写真も、デザイナーさんの意見では映画のスチールの方が断然いい、とのことで、各社にはスター紹介ページや他のページでも使わせていただくことがある、という点を了承していただきました。もちろん作品名とクレジットを入れるわけですが、確かにスター紹介ページは、スターのスナップ写真よりも映画の画像を使ったものの方がインパクトがあります。

スターのスナップ写真を使ったのは、アヌシュカー・シャルマーと、ダヌシュ、ヴィクラムの3人ですが、このアヌシュカー・シャルマーの写真についてはとてもラッキーなことがありました。最初は私がムンバイで撮った彼女の写真(上)を使おうと思って、ご本人に許可を得ないと、とインド映画界ダイレクトリー("Film India Directory 2015" Rs.1500)を見てアヌシュカーのマネージャーを探しだし、彼女にメール連絡したのでした。するとすぐ返事が返ってきて、「あなたが使いたいと言っている画像はもう古いわ。新しい画像を提供するからこれを使って」と2枚もスナップ写真が送られてきたのです。スナップ写真と言ってもちゃんとプロのカメラマンが撮ったもので、ブロマイドみたいな美女写真でした。重ねて「クレジットはどう入れましょう?」と聞くと、「そうね、じゃ、カメラマンの名前を入れておいて。きっと彼が喜ぶと思うから」と名前を教えてくれたのでした。

さて、どんな写真かは、「インド映画完全ガイド」を見てのお楽しみ。

ダヌシュとヴィクラムの画像は、以前から知っていた画像提供会社のゼータイメージという所に連絡を取り、そこから画像サイトを紹介してもらって探しました。ゼータイメージは画像1枚5,000円+税と格安です。その後に友人が教えてくれた画像サイトアフロは、いい写真が多いもののお値段が高くてとても手が出ません。書籍では、中面使用で20,000円、表紙だと30,000円も取られるので、よほど予算が潤沢な書籍しか使えませんね。今回の本で使った画像をこの値段で計算すると....うう、頭が真っ白になりそうなのでやめましょう。表紙だけでも、表と裏で12枚も使っていますからねー。


そんな幸運に恵まれた画像集めだったのですが、大問題もありました。それは「解像度」。写真に詳しい方はご存じだと思いますが、どれぐらいぎっしり描点が詰まっているか、という物差しです。「dpi(ドット・パー・インチ)」という単位で表され、1インチの長さの中に何個モザイクが入るかが表されています。つまり、解像度が低いとギザギザとした感じの線になってしまい、特に大きくした画像ではハッキリとわかってしまいます。

私は当初これを画像のサイズと勘違いしていて、これぐらい大きい画像なら大丈夫だろう、と各社からいただいた画像で安心していたのでした。ところがデザイナーさんは、片っ端から「解像度不足」の烙印を押していきます(笑)。作品紹介とスター紹介ページでは、カラー80ページ中約30ページがNGとなり、本当にがっくり。たとえば、ディーピカー・パードゥコーンのページはこんな感じです。


で、仕方なく、画像を提供して下さった配給会社やソフト会社にまた泣きつくことになりました。画像使用の権限が配給会社からソフト会社に移っている作品も結構あり、まったく知らない方におそるおそるお願いしたりと、この作業の時が一番大変でした。でも皆さん面倒がらずによく対応して下さり、1社だけ「縮小前のものがあった」と送って下さったほかは、「チェックしたのですが、これ以上解像度の高い画像はありませんでした」というお返事をきちんと下さいました。

あとでいろんな方に聞いてみると、映画の配給ではこれぐらいの解像度の画像を使うのが普通で、それでポスターも作ってしまうのだそうです。我々の目にはそんなに悪い画像に見えないのですが、プロのデザイナーさんから見ると「とうてい使えない」レベルだそうで、『マダム・イン・ニューヨーク』や『ダバング 大胆不敵』がイラストのメイン画像になったのも、それがどうやら原因だったらしいのです。それにしても、そういった知識は当然持っているべきで、自分の知識不足に泣きました。

で、ご安心下さい、ディーピカー・ファンの皆様、本の中には「解像度不足」なーんていう烙印は出てきません。どんな画像が使われているのかは、本をご覧になってのお楽しみ、ということで。他の画像も、「解像度不足」と言われたなんて考えられないぐらい、きれいなページになっています。

書き出すとどんどん出てくるのですが、ひとまず今日はこのへんで愚痴をやめておきましょう。「インド映画完全ガイド」は、10月8日発売の予定です。




タミル語映画上映会のお知らせ

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Periploさんから、タミル語映画上映会のお知らせをいただきました。ヴィジャイ主演の話題作『虎(Puli)』です。共演も、シュリーデーヴィー、スディープ、シュルティ・ハーサンと豪華ですねー。王国ファンタジー・アクションという感じでしょうか。


『虎(Puli)』
2015/タミル語/154分/英語字幕

監督:シンブデーヴァン
主演:ヴィジャイ、シュリーデーヴィー、スディープ、シュルティ・ハーサン、ハンシカー・モートワーニ、プラブ・ガネーシャン、ナンディター・シュウェータ

■日時:2015年10月4日(日)午後2:00~
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ・彩の国Visual Plaza アクセス
■料金:大人2,500円
■主催:Space Box HP(FB) 

予約ページはこちらです。また、参考になりそうな現地レビュー集はこちら、むんむんさんによる応援ページはこちらです。予告編を下に貼り付けておきましょう。

Puli - Official Trailer | Vijay, Sridevi, Sudeep, Shruti Haasan, Hansika Motwani

昨年『マダム・イン・ニューヨーク』で来日した時にシュリーデーヴィー(あの映画での表記はシュリデヴィ)が、「今度の作品はヴィジャイと共演するタミル語映画なの」と言っていた作品がこれですね。何だか、『マダム』のイメージがガラガラと崩れる、非常に妖艶でちょっとコワいぐらいに美しいシュリーデーヴィーが見られそうです。『マダム』ファンの方も必見ですね!

Puli vijay.jpg

ヴィジャイの現代風短髪が公開を知った時から気になっていたのですが、インドでも10月1日公開予定なので、まだ誰も見ていなくて詳細は不明。Periploさんが、「ひょっとして......というストーリーでは?」と書いてきて下さったのですが、それは見てのお楽しみ。

シュルティ・ハーサンとのダブルヒロイン役ハンシカー・モートワーニは元々ムンバイ出身で、小さい時にリティク・ローシャン主演の『Koi...Mil Gaya(何か....見つけた)』(2003)などに子役として出ていたのだとか。今はもっぱらタミル語映画、テルグ語映画に出ていて、ビッグなヒロインになりつつあります。こんないろんなお楽しみが待つ『虎(Puli)』、一見の価値はありますよ~。


第28回東京国際映画祭:インド映画は3本上映

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第28回東京国際映画祭のラインナップ発表会にちょっとだけお邪魔してきました。今年の会期は10月22日(木)~31日(土)の10日間。六本木ヒルズをメイン会場に、新宿の映画館や歌舞伎座、フィルムセンターも使って上映が行われます(公式サイト)。内容も例年に負けず劣らず盛りだくさんなので、何回かに分けてご紹介しましょう。今日はまず、ちょっと発表会のご紹介をしてから、インド映画のラインナップをどうぞ。


ラインナップ発表会のゲストは、コンペティション部門の日本映画作品関連の皆様でした。左から、オダギリジョーが主演する『FOUJITA』の小栗康平監督、『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』の中村義洋監督と主演の竹内結子さん、『さようなら』の深田晃司監督と主演のブライアリー・ロングさん。竹内結子さんは、役柄がメガネをかけているからとメガネ姿でしたが、とってもチャーミングでした。


では、インド映画の方に行きましょう。今年の作品は3本です。

<アジアの未来部門>

『If Only』

2015年/インド/ヒンディー語・英語/106分/原題:If Only
監督:イシャーン・ナーイル
主演:ニディ・スニール、カーヴャ・トレーハン、ヴァルン・ミトラ、カルキ・ケクラン


[TIFFの紹介]鮮烈な映像美! 注目のインド映画。女優志望の情熱的なサミーラーとの恋に破れた写真家のアーディルは、ネットで知り合った庶民的なクシャーリーと旅に出る...。鮮烈な映像美学に魅了される新感覚インド映画。新人監督イシャーン・ナーイルはミーラー・ナーイル(『サラーム・ボンベイ!』)の甥。

この映画の情報がネットでは全然発見できなかったのですが、クレジットの中に「クリエイティブ・プロデューサー」という項目があって、ミーラー・ナーイル監督の名前はもちろん、ほかにシミト・アミーン監督や俳優のイルファーン・カーンの名前も挙がっています。どういう作品なのか、興味津々。


<ワールドフォーカス部門>

『OK Darling』 予告編↓

OK Kanmani - Parandhu Sella Vaa Song Promo | A.R. Rahman, Mani Ratnam

2015年/インド/タミル語/138分/原題:O Kadhal Kanmani
監督:マニラトナム
音楽:A.R.ラフマーン
主演:ドゥルカル・サルマーン、ニティヤー・メーナン、プラカーシュ・ラージ、リーラー・サムソン


[TIFFの紹介]巨匠マニラトナムの純愛ドラマ。ゲーム産業で働くアーディディヤと建築家見習いのターラー。大都市ムンバイに生きるカップルを優しく見つめた、巨匠マニラトナム(『ボンベイ』)の新作。音楽は言わずと知れたA.R.ラフマーン。釜山国際映画祭2015出品。


『ディル・セ 心から』(1998年第11回のマニラトナム監督特集。この時はほかに『顔役』『ロージャー』『ザ・デュオ』も上映)や『ラーヴァン』(2010年第23回)などがTIFFで上映されているマニラトナム監督の最新作です。現代っ子カップルのピュアなラブストーリーとかで、カーヴェリ川長治さんのブログでもほめてあります。楽しみですね~。マニラトナム監督、今回も来日はないのかしら? インド版ポスターの大盤振る舞いしておきます。



『ジャイ・ホー~A.R.ラフマーンの音世界~』 予告編↓

JAI HO - A FILM ON A. R. RAHMAN (Trailer)

2015年/インド/ドキュメンタリー/英語・ヒンディー語/85分/原題:JAI HO- A Film on A.R. Rahman
監督:ウメーシュ・アグルワール
本人出演:A.R.ラフマーン、アンドリュー・ロイド・ウェバー、ダニー・ボイル、シェーカル・カプール、マニラトナム、アーシュトーシュ・ゴーワーリーカル、スバーシュ・ガイー他


[TIFFの紹介]『スラムドッグ~』作曲家の素顔。『ムトゥ 踊るマハラジャ』『スラムドッグ$ミリオネア』のアカデミー賞作曲家、ラフマーンを追い、捜索の真髄に迫る音楽ドキュメンタリー。インド国内で記録的なヒットを飛ばしている。

これも楽しみです。本人出演の皆さんが超豪華メンバーみたいで、予告編を見ると、アルカー・ヤーグニク、ラーム・ゴーパール・ヴァルマー、グルザールとか上に記載のない人がいっぱい出ています。ラフマーン音楽の本質に迫れるか???

★   ★   ★   ★   ★

インド映画以外のアジア映画もいっぱいありますので、続いてのご紹介をお待ち下さいね。私がこの夏楽しんだ、エディ・ポン、チェ・シウォン、ショーン・ドウ主演の自転車レース映画『破風』も上映されます! 



第28回東京国際映画祭:東アジアの映画のラインナップ

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インド映画に引き続き、中国を中心とする東アジアの映画のラインナップを見てみましょう。結構数があるので、簡単なご紹介になりますがお許し下さい。

<コンペティション>

『ぼくの桃色の夢』


中国/2015年/中国語/100分/原題:我的青春期
 監督:郝杰(ハオ・ジエ)
 主演:包貝尔(バオ・ベイアル)、孫怡(スン・イー)、(ワン・ポン)
※東京FILMeXの『独身男』等でお馴染みのハオ・ジエ監督の新作です。何だか現地ポスターはコメディー調ですが...。

《我的青春期》入围第28届东京国际电影节主竞赛单元

 

<アジアの未来>

『The Kids』


台湾/2015年/中国語・台湾語/90分/原題:小孩
 監督:于瑋珊(サニー・ユイ)
 主演:巫建和(ウー・チェンホー)、温貞菱(ウェン・チェンリン)、柯宇綸(クー・ユールン)、高盟傑、楊、洪群鈞

『レイジー・ヘイジー・クレイジー』


香港/2015年/広東語/約100分/原題:同班同學
 監督:陸以心(ジョディ・ロック)
 主演:郭奕芯(クォック・イッサム)、廖子(フィッシュ・リウ)、麥芷誼(マック・チーイ)
※彭浩翔(パン・ホーチョン)監督がプロデュースした作品、と聞けば、期待が高まります。

『俺の心臓を撃て』


韓国/2014年/韓国語/102分/原題:
 監督:ムン・ジェヨン
 主演:イ・ミンギ、ヨ・ジング
※韓国では本年1月に公開され、話題を呼んだ作品。

『告別』


中国/2015年/中国語・モンゴル語/95分/原題:
 監督:デグナー(徳格娜)
 主演:トゥメン、アリア、デグナー
※内モンゴル出身の女性監督のデビュー作。

『少年バビロン』


中国/2015年/中国語/100分/原題:少年巴比倫
 監督:相国強(シアン・グオチアン)
 主演:(トン・ツージエン)、(リー・モン)、(シャン・ティエロン)
※今年の上海国際映画祭で、アジア新人監督賞などにノミネートされ、注目を浴びた作品。

 

<ワールド・フォーカス>

『少年班』


中国/2015年/中国語/110分/原題:少年班
 監督:肖洋(シャオ・ヤン)
 主演:孫紅雷(スン・ホンレイ)、周冬雨(チョウ・トンユイ)、董子健(トン・ツージエン)
※スン・ホンレイは、天才少年たちの導師で、かつては自分も少年班にいたことがある、という役どころ。スン・ホンレイの出る映画にハズレなし!

The Ark Of Mr.Chow.jpg

『今は正しくあの時は間違い』


韓国/2015年/韓国語/121分/原題:
 監督:ホン・サンス
 主演:チョン・ジェヨン、キム・ミニ

『河』


中国/2015年/チベット語/94分/原題:
 監督:ソンタルジャ(松太加)
 主演:ヤンチェン・ラモ、リンジン・ジョマ、ウル・ツェテン
※ソンタルジャ監督はペマ・ツェテン監督『オールド・ドッグ』の撮影監督だそうで、『太陽総在左辺』(2011)が監督デビュー作。

『破風』


香港=中国/2015年/中国語・広東語・英語・韓国語/126分/原題:破風
 監督:林超賢(ダンテ・ラム)
 主演:彭于晏(エディ・ポン)、チェ・シウォン、竇驍(ショーン・ドウ)
※自転車好きの人はもちろん、スポーツ好き、イケメン好きの方(笑)にも赤丸オススメ。

To The Fore concept poster.jpg

『風の中の家族』


台湾/2015年/中国語/126分/原題:風中家族
 監督:王童(ワン・トン)
 主演:楊佑寧(トニー・ヤン)、郭采潔(アンバー・クオ)、郭碧婷(ヘイデン・クオ)、胡宇威(ジョージ・フー)

『百日草』


台湾/2015年/中国語/96分/原題:百日告別
 監督:林書宇(トム・リン)
 主演:林嘉欣(カリーナ・ラム)、石頭/石錦航(シー・チンハン)、馬志翔(マー・ジーシアン)
※カリーナ・ラムは本作で台湾の金馬奨主演女優賞にノミネート。トム・リン監督も脚本賞にノミネートされています。

『古井戸』[デジタル・リストア版]


中国/1987年/中国語/138分/原題:老井
 監督:呉天明(ウー・ティエンミン)
 主演:張芸謀(チャン・イーモウ)、(リャン・ユイシン)
※昨年3月に亡くなったウー・ティエンミン監督が、TIFFでグランプリと主演男優賞を獲得した作品。チャン・イーモウ監督が井戸に閉じ込められる貧相な農民を演じて、名演技を見せてくれます。

東アジアの作品も多いですね~。あと、東南アジア作品と西アジア作品はまた後日。


 

 

第28回東京国際映画祭:東南アジア映画のラインナップ

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字幕に追われ、なかなか記事がアップできなくてすみません。本日は、東南アジア映画のラインナップです。TIFFの公式サイトでは、すでに上映予定が出ているほか、予告編もアップされていたりしますので、そちらもぜひご覧下さい。

<コンペティション>

『スナップ』


タイ/2015年/タイ語/97分/原題:
 監督:コンデート・ジャトゥランラッサミー
 主演:トーニー・ラークケーン、ワラントーン・バオニン
※昨年のTIFFで『タン・ウォン 願掛けのダンス』が上映されたコンデート・ジャトゥランラッサミー監督の新作。タイ映画がコンペ作品に選ばれるのは珍しく、期待が高まります。


<アジアの未来>

『三日月』


インドネシア/2015年/インドネシア語・ジャワ語/94分/原題:Mencari Hilal
 監督:イスマイル・バスベス
 主演:デディー・ストモ、オカ・アンタラ


『孤島の葬列』

タイ/2014年/語/115分/原題:
 監督:ピムパカー・トーウィラ
 主演:ヒーン・サシトーン、ウックリット・ポーンサムパンスック、ヨッサワット・シッティウォン


<ワールド・フォーカス>

『民族の師 チョクロアミノト』


インドネシア/2015年/インドネシア語/160分/原題:Guru Bangsa Tjokroaminoto
 監督:ガリン・ヌグロホ
 主演:レザ・ラハディアン、チェルシー・イスラン、タンタ・ギンティン


<CROSSCUT ASIA>#02 熱風!フィリピン


『バロットの大地』


フィリピン/2015年/フィリピノ語/93分/原題:Balut Country
 監督:ポール・サンタ・アナ
 主演:ロッコ・ナシノ、ロニー・クイソン、ヴィンセント・マグバヌア

『お里帰り』

フィリピン/2015年/英語・スペイン語・タガログ語/146分/原題:Balik Bayab #1 Memories of Overdevelopment Redux Ⅲ.5
 監督:キドラット・タヒミック
 主演:キドラット・タヒミック、ジョージ・スタインバーグ、カワヤン・デ・ギア
※山形ドキュメンタリー映画祭の常連、キドラット・タヒミックが長年取り組んでいた、マゼランの奴隷のフィリピン人エンリケを描くドキュ・ドラマ。ついに完成したらしいです。

『インビジブル』


フィリピン/2015年/フィリピノ語/132分/原題:Inbisibol
 監督:ローレンス・ファハルド
 主演:アレーン・ディゾン、セス・ケサダ、ベルナルド・ベルナルド
※日本ロケ作品

『キッド・クラフ~少年パッキャオ』


フィリピン/2015年/フィリピノ語/108分/原題:Kid Kulafu
 監督:ポール・ソリアーノ
 主演:ブーボイ・ビリャー、アレサンドラ・ローシ、セーサル・モンタノ


<ディスカバー亜州電影>

『奇跡の女』[デジタル・リストア版]


フィリピン/1982年/フィリピノ語/126分/原題:Himala
 監督:イシュマエル・ベルナール
 主演:ノラ・オーノール、スバンキ・マニカン、ジジ・ドエンヤス
※今は亡きイシュマエル・ベルナール監督の傑作。インド映画のサタジット・レイ監督作品『Devi(女神)』(1960)にも通じるものが。


<ブリランテ・メンドーサの世界>


『罠(わな)~被災地に生きる』

フィリピン/2015年/フィリピノ語/93分/原題:Taklub
 主演:ノラ・オーノール、ジュリオ・ディアス、エエロン・リヴェラ

『汝が子宮』


フィリピン/2012年/フィリピノ語/95分/原題:Thy Womb
 主演:ノラ・オーノール、ベンボル・ロコ、ロヴィ・ポー
※2013年の香港国際映画祭で見た時のご紹介がこちらに。

『グランドマザー』


フランス・フィリピン/2009年/タガログ語/110分/原題:Lola
 主演:アニタ・リンダ、ルスティカ・カルピオ、タニヤ・ゴメス
※アジアフォーカス・福岡国際映画祭での上映タイトル『ばあさん』から変更になってよかったです。誰か、この記事を見てた方が進言してくれた?

『サービス』


フィリピン・フランス/2008年/タガログ語/94分/原題:Serbis
 主演:ジナ・バレーニョ、ジャクリン・ホセ、ジュリオ・ディアス

『フォスター・チャイルド』


フィリピン/2007年/タガログ語/96分/原題:Foster Child
 主演:チェリー・パイ・ピカチェ、ユージン・ドミンゴ、ジロ・マニオ

※なお、ブリランテ・メンドーサ監督作品は、すでにDVD発売されているものがあります。『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』『囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件』です。こちらも併せてぜひご覧下さい。

 囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件 [DVD]

 

第28回東京国際映画祭:西アジア映画のラインナップ

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ラストは西アジア映画のご紹介です。

<コンペティション>

『カランダールの雪』


トルコ・ハンガリー/2015年/トルコ語/139分/原題:Kalandar Soğuğu
 監督:ムスタファ・カラ
 主演:ハイダル・シシマン、ヌライ・イェシルアラズ、ハニファ・カラ

『ガールズ・ハウス』


イラン/2015年/ペルシャ語/78分/原題:
 監督:シャーラム・シャー・ホセイニ
 主演:ハメッド・ベーダッド、ラーナ・アザディワル、ババック・キャリミ


<アジアの未来>

『父のタラップ車』


トルコ/2015年/トルコ語/105分/原題:Merdiven Baba
 監督:ハサン・トルガ・プラット
 主演:ハジュ・アリ・コヌック、エスラ・デルマンジュオウル

<ワールド・フォーカス>

『錯乱』


トルコ・フランス・カタール/2015年/トルコ語/117分/原題:Abluka
 監督:エミン・アルペル
 主演:メフメット・オズギュル、ベルカイ・アテシュ、テュリン・オゼン

トルコ映画ががんばっていますねー。ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作『雪の轍』(2014)公開の余波でしょうか。TIFFの公式サイトはこちらです。

 

 

いよいよ明日から<インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)2015>

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字幕の仕事でアップアップしているため、ちっともご紹介できずすみません。もう明日がオープニング! すでに皆様ご覧になる作品を決めておられると思いますが、オープニングイベントと、いくつかの作品の見どころをご紹介します。まずは、オープニングイベントのお知らせをコピペしておきますね。 

 ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)
オープニングイベント開催!

もはや秋の風物詩となった感のある、インド映画の祭典「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)」。
今年も10月9日(金)から23日(金)まで、東京(ヒューマントラストシネマ渋谷)と大阪(シネ・ヌーヴォ・10月10日(土)から22日(木)まで)でインド映画の話題作13本が上映されますが、それを記念して9日(金)に東京会場でオープニングイベントが開催されます!
今回のためインドから来日するお二人の映画監督をメインゲストに、インド映画に関する魅力たっぷりのお話が聞けること間違いなし!
なお、翌10日(土)14:00からの『復讐の町』上映後にはシュリーラーム・ラーガヴァン監督、16:40からの『ヨイショ!君と走る日』上映後にはシャラト・カタリヤー監督のティーチインも開催予定です。そちらもお楽しみに!

日 時: 2015年10月9日(金) 17:20開演
会 場: ヒューマントラストシネマ渋谷
    (〒150-0062 東京都渋谷区渋谷1-23-16  ココチビル 7・8階)
司 会: サラーム海上(よろずエキゾ風物ライター)
メインゲスト:シュリーラーム・ラーガヴァン(『復讐の町』監督)
        1963年チェンナイ生まれ。インド国立映画・テレビ研究所卒。
        日本公開作品に『エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ』がある。
       シャラト・カタリヤー(『ヨイショ!君と走る日』監督)
        1978年ニューデリー生まれ。脚本家としてキャリアを積んだ後、
        2010年監督デビュー。今回の上映作品が2作目という期待の新進監督。
※ゲストは予告なく変更する場合がございます。
内 容: 全上映作品の予告編上映及び作品の見どころ解説
     ゲストごあいさつ
     トークセッション
料 金: 1,800円
     ※特別興行の為、各種招待券、株主招待券、その他割引券等はご利用いただけません(TCG会員割引料金は適用可能)。前売券をお持ちの方は前売券の料金にて劇場窓口で引換え可能。
※イベント及びIFFJ上映作品・スケジュールの詳細に関しては、ヒューマントラストシネマ渋谷公式サイト及びIFFJの公式サイトをご参照下さい。

※現在、劇場窓口及びチケットぴあにてお得な前売券(1回券1500円、3回券3900円)を発売中!
   ●ヒューマントラストシネマ渋谷(東京会場
   ●シネ・ヌーヴォ(大阪会場
   ●チケットぴあ(東京会場)/(大阪会場) 

 ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

上映される作品はこちらです。毎年たくさんすぎて、見るのが大変ですねー。

『ピクー』

Piku.jpg

2015年/ヒンディー語/123分/原題:Pikoo
 監督:シュージト・サルカール
 主演:ディーピカー・パードゥコーン、アミターブ・バッチャン、イルファーン・カーン
※『ドナーはビッキー』(2012)の監督の作品。注目作です!

『バンバン!』

Bang Bang (2014 Film).jpg

2014年/ヒンディー語/153分/原題:Bang Bang!
 監督:シッダールト・アーナンド
 主演:リティク・ローシャン、カトリーナ・カイフ
※つい先日もテレビ放映されたハリウッド映画『ナイト&デイ』(2010)のリメーク。トムかリティクか、キャメロンかカトリーナか(こちらはねー、残念ながらキャメロンですねー)。脳内で両者を見比べながら鑑賞するのも楽しいです。

『ファニーを探して』

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2014年/語/99分/原題:Finding Fanny
 監督:ホーミー・アドジャーニヤー
 主演:アルジュン・カプール、ディーピカー・パードゥコーン、ディンパル・カパーディヤー
※本年春の大坂アジアン映画祭で上映。ゴアのムードがたっぷり。『カクテル』(2012)のイケメン監督の作品です。

『女戦士』

Official Poster of Mardaani.jpg

2014年/ヒンディー語/113分/原題:Mardaani
 監督:プラディープ・サルカール
 主演:ラーニー・ムケルジー、
※ヤシュ・ラージ・フィルムズの社長アーディティヤ・チョープラー夫人となり、今妊娠が騒がれているラーニー・ムケルジーの主演作。

『野獣一匹』


2014年/ヒンディー語/129分/原題:Ek Villain
 監督:モーヒト・スーリー
 主演:シッダールト・マルホートラー、シュラッダー・カプール、リテーシュ/デーシュムク

『銃弾の饗宴・ラームとリーラー』


2013年/ヒンディー語/156分/原題:Goliyon Ki Raasleela: Ram-Leela
 監督:サンジャイ・リーラー・バンサーリー
 主演:ランヴィール・シン、ディーピカー・パードゥコーン
※極彩色西インド版「ロミオとジュリエット」。ジュリエット=リーラーの母親役スプリヤー・パータクの異様な迫力も見もの。『シャンハイ』(2012)の時よりさらに恐かったです、シャーヒド・カプールのお義母様。

『BABY』

BABY poster 2015.jpg

2015年/ヒンディー語/160分/原題:Baby
 監督:ニーラジ・パーンデー
 主演:アクシャイ・クマール、タープスィー・パンヌー、ラーナー・ダッグブティー
※来年やってくるインド映画『バーフバリ』の予習のためにも、ラーナー・ダッグブティーの勇姿を見ておきましょう!

『復讐の街』

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2015年/ヒンディー語/129分/原題:Badlapur
 監督:シュリーラーム・ラーガヴァン
 主演:ヴァルン・ダワン、ナワーズッディーン・シッディーキー
※コワいです。夜うなされそうな作品です。ビニールシートを見るたびに思い出して震えました。フマー・クレイシーなど、出演女優が個性的美人揃い。

『ヨイショ! 君と走る日』

DLHK Poster.jpeg

2015年/ヒンディー語/110分/原題:Dum Laga Ke Haisha
 監督:シャラト・カタリヤー
 主演:アーユシュマーン・クラーナー、ブーミ・ベードネーカル
※太め女子必見! リアリティに溢れていて、インドでもヒットしました。

『国道10号線』


2015年/ヒンディー語/107分/原題:NH10
 監督:ナヴディープ・シン
 主演:アヌシュカー・シャルマー、ニール・ブーパラム
※今夏カナザワ映画祭で上映された、これも恐いサスペンス映画。アヌシュカーがギリギリの演技を見せてくれて新境地。

『ロイ』

Roy film poster.jpg

2015年/ヒンディー語/138分/原題:Roy
 監督:ヴィクラムジート・シン
 主演:ランビール・カプール、ジャクリーン・フェルナンデス、アルジュン・ラームパール

『どうして』

2015年/ヒンディー語/96分/原題:Q
 監督:サンジーヴ・グプタ
 主演:ヒーバ・シャー、アシュウィン・シュクラー
※ネットで情報が発見できず。本年3月公開とのことですが、ヒンディー語映画公開リストに見当たらず...。

『ハッピーエンド』

Happy Ending 2014 Hindi film poster.jpg

2014年/ヒンディー語/129分/原題:Happy Ending
 監督:クリシュナ・DK、ラージ・ニディモル
 主演:サイフ・アリー・カーン、カルキ・ケクラン、イリヤーナー・デクルーズ
※『インド・オブ・ザ・デッド』(2013)のトリオ(2人の監督とサイフ・アリー・カーン)がカムバック。今度はどんなドタバタが??

☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

私は、最終盤での劇場通いとなりそうです。では、IFFJ楽しんで下さい!



第16回東京フィルメックスのラインナップ

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先日、11月21日(土)~29日(日)に開催される第16回東京フィルメックスの上映作品が発表になりました。今年は珍しく商業上映向けの中国語圏映画が数本上映される予定で、ファンには嬉しいラインナップとなりました。フィルメックスの公式サイトはこちらです。

上映作品のアジア映画(日本映画を除く)一覧は以下の通りです。

<コンペティション>

『わたしの坊や』

Poster

カザフスタン/2015/78分/原題:Bopem
監督:ジャンナ・イサバエヴァ(Zhanna ISSABAYEVA)


『白い光の闇』

Dark in the White Light

スリランカ/2015年/82 分/原題:Sulanga Gini Aran/英語題名:Dark in The White Light
監督:ヴィムクティ・ジャヤスンダラ(Vimukthi JAYASUNDARA)
※久々のスリランカ映画。


『黒い雌鶏』

kalo pothi poster

ネパール、フランス、ドイツ/2015年/91分/原題:Kalo Pothi/英語題名:The Black Hen
監督:ミン・バハドゥル・バム(Min Bahadur Bham)
※ネパール映画も、上映自体が珍しいです。言語は何語なのでしょう?


『消失点』

タイ/2015年/100分/原題:/英語題名:Vanishing Point
監督:ジャッカワーン・ニンタムロン(Jakrawal NILTHAMRONG)


『人質交換』

フィリピン/2015年/97分/原題:/英語題名:Swap
監督:レムトン・シエガ・ズアソラ(Remton Siega ZUASOLA)


『酔生夢死』

《醉‧生夢死》中文版海報。(圖為海鵬提供)

台湾/2015年/107分/原題:酔、生夢死/英語題名:Thanatos, Drunk
監督:張作驥/チャン・ツォーチ(CHANG Tso-Chi)
※香港国際映画祭で見ましたが、胸の痛くなるような作品でした。


『タルロ』

中国/2015年/123分/原題:塔路/英語題名:Tharlo
監督:ペマツェテン(Pema Tseden)
※『オールド・ドッグ』のペマツェテン監督の最新作


『ベヒモス』

中国/2015年/91分/原題:/英語題名:Behemoth
監督:チャオ・リャン(ZHAO Liang)
※ドキュメンタリー映画


『コインロッカーの女』

韓国/2015年/111分/原題:/英語題名:Coin Locker Girl
監督:ハン・ジュニ(HAN Jun-hee)
配給:「コインロッカーの女」上映委員会

 

<特別招待作品>
◎クロージング作品
『山河故人』(原題)

Mountains May Depart.jpg

中国、日本、フランス/2015年/125分/原題:山河故人/英語題名:Mountain May Depart
監督:賈樟柯/ジャ・ジャンクー(JIA Zhangke)
配給:ビターズ・エンド、オフィス北野


『タクシー』


イラン/2015年/82分/原題:/英語題名:Taxi
監督:ジャファル・パナヒ(Jafar PANAHI)
※2015年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品


『念念』

Murmur of the Hearts film poster.jpg

台湾、香港/2015年/119分/原題:念念/英語題名:Murmur of the Hearts
監督:張艾嘉/シルヴィア・チャン(Sylvia CHANG)
主演:梁洛施(イザベラ・リョン)、張孝全(ジョセフ・チャン)、柯宇倫(クー・ユールン)
※兄と、離れて育つ妹と、そのパートナーとの物語。不思議さも内包した、ステキな作品です。ブログでの紹介記事はこちら


『最愛の子』

親愛的 (2014年電影).jpg

中国、香港/2014年/130分/原題:親愛的/英語題名:Dearest
監督:陳可辛/ピーター・チャン(Peter CHAN)
主演:黄渤(ホアン・ボー)、趙薇(ヴィッキー・チャオ)
配給:ハピネット、ビターズ・エンド
※中国での幼児誘拐を描いた作品。アンディ・ラウ主演の『失孤』と同じテーマで、今夏CX機内で見ていてびっくりしましたが、それほどこの問題は深刻、ということなのでしょう。


『華麗上班族』

Office 2015 poster.jpg

中国、香港/2015年/118分/原題:華麗上班族/英語題名:Office
監督:杜峰/ジョニー・トー(Johnnie TO)
主演:周潤発(チョウ・ユンファ)、陳奕迅(イーソン・チャン)、張艾嘉(シルヴィア・チャン)、湯唯(タン・ウェイ)
※今夏何度も予告編を見ましたが、ジョニー・トー監督作だったとは。何だか、キンキラキンのオフィスもの、という感じでしたが、トーさん作品ならひねりを期待しましょう。


『あの日の午後』

台湾/2015年/137分/原題:那日下午/英語題名:Afternoon
監督:蔡明亮/ツァイ・ミンリャン(TSAI Ming-liang)
出演:李康生(リー・カンション)、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)


<特集上映 ツァイ・ミンリャン>
『ふたつの時、ふたりの時間』

台湾、フランス/2001年/116分/原題:你那邊幾點/英語題名:What Time Is It There?
主演:李康生(リー・カンション)、陳湘(チェン・シアンチー)

『無色』

台湾/2012年/20分/原題:無色/英語題名:No Form
主演:李康生(リー・カンション)

『行者』 

香港/2012年/27分/原題:行者/英語題名:Walker
主演:李康生(リー・カンション)
※ブログでの紹介記事はこちら。 

『無無眠』 

台湾、香港/2015年/34分/原題:無無眠/英語題名:No No Sleep
主演:李康生(リー・カンション)、安藤政信
※ブログでの紹介記事はこちら。安藤政信ファンの方はお見逃しなく。

 

今年もメイン会場は有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ日劇です。では、今年も合い言葉は「有楽町で会いましょう!」。 



南インド映画連続上映会のお知らせ+ディワリ・イン・ヨコハマ

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数日前にPeriploさんからご案内をいただいていたのに、お知らせするのが遅くなってすみません。今週の土・日にある、南インド映画の連続上映会のお知らせです。

まずは、土曜日のプログラムです。

『Bruce Lee - The Fighter(戦う男 ブルース・リー)』

Bruce Lee Telugu film poster.jpg

(2015/テルグ語/160分?/英語字幕)
 監督:シュリーヌ・ヴァイトラ
 主演:ラームチャラン・テージャ、ラクル・プリート・シン、クリティ・カルバンダ、アルン・ヴィジャイ

■日時:2015年10月17日(土)午後1:45~
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ・彩の国Visual Plaza アクセス
■料金:大人2,400円
■主催:Indoeiga.com HP FB

Periploさんの解説ページはこちらです。

シュリーヌ・ヴァイトラ監督と言えば、『バードシャー テルグの皇帝』(2013)を作った監督ですね。あの、『ハウルの動く城』の城みたいな構造(笑)の怪作を作った監督、今度はどんな作品なのでしょうか。しかし、ブルース・リーという名前がタイトルに入っているのに、予告編に黄色いトラックスーツ姿が登場しない! それでいいのか、ラームチャラン。

Bruce Lee The Fighter | Release Trailer | Ram Charan | Rakul Preet | Sreenu Vaitla | S Thaman

なお、ラームチャランは皆様ご存じのように、テルグ語映画界でメガスターと呼ばれている大御所スターであり、政治家でもあるチランジーヴィの息子です。今回の作品にも、チランジーヴィがカメオ出演しているとのことで、それも話題を呼んでいるようです。インドでの公開は10月16日(金)から。その翌日の上映なので、これはまさにできたてのホヤホヤ作品ですね。余談ですが、個人的感想としては、「インドのブルース・リー」は断然ダヌシュです!


さて、その翌日にはマラヤーラム語映画の上映があります。

『Life of Josutty(ジョースッティの人生行路)』

Life of Josutty Dileep’s upcoming Malayalam Movie

(2015/マラヤーラム語/166分/英語字幕)
 監督:ジートゥ・ジョーセフ
 主演:ディリープ、ラチャナ・ナーラーヤナンクッティ、ジョーティ・クリシュナ、ハリーシュ・ペーラディ

■日時:2015年10月18日(日)午後2:00~
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ・彩の国Visual Plaza アクセス
■料金:大人1,800円
■主催:Celluloid Japan 

Life of Josutty Official Trailer | Dileep, Rachna Narayankutty, Jyoti Krishna

Periploさんの解説ページはこちらです。こちらの方はすでにインドで公開されており、現在ヒット中だとか。ジートゥ・ジョーセフ監督は、モーハンラール主演のインド版『容疑者Xの献身』と言っていい『Drishyam(光景)』(2013)をヒットさせた監督ですし、一方『Bodyguard(ボディガード)』(2010)で私がその存在を知ったディリープは、とても主演俳優とは思えない地味~な外見ながら、ケーララ州では絶大な人気を誇る俳優です。さて、今度はどんなケミストリーが? 

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

なお、私の方はこの両日、第13回ディワリ・イン・ヨコハマで山下公園の「インド映画ブース」におります。配給会社ハピネットさんと横浜の映画館ジャック&ベティさんとが共同で開設するブースで、私はそこで「インド映画完全ガイド」(下写真)の宣伝をさせていただきます。宣伝のため1日2回、第2ステージに立つほか、あとはブースで皆様のインド映画に関するご質問などにお答え致しますので、ディワリ・イン・ヨコハマにいらした方はぜひ足をお運び下さいね。なお、「インド映画ブース」の位置は、メインステージに近い「N2」になる予定です。当日はナン子ちゃんも来てくれるとのことで、第2ステージでのお話の時は、一緒に登場してくれる予定です。ナン子ちゃ~ん、久しぶりやん!


現在、ハピネットさんもジャック&ベティさんもいろいろ出血大サービスを考えて下さっているようで、当日はインド映画関連プレゼントも登場するかも。まずは、「インド映画ブース」までいらしてみて下さいね。

10月17日(土)&18日(日)、10:00~19:00に横浜の山下公園で開かれるディワリ・イン・ヨコハマの公式サイトはこちらです。両日ともお天気もいいようですので、川口のスキップシティへ、はたまた山下公園へと、ぜひお出かけ下さい。

 

特別講座/「インド映画完全ガイド」発売記念:インド映画を極める!

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本が出たのを機会に、いろいろやってみることにしました。


 スペース・アーナンディー/インド映画特別講座

「インド映画完全ガイド」発売記念:インド映画を極める!

<第1回>インド映画のクライマックス:アクションと舞踊

インド映画を愛する皆様、このたび「インド映画完全ガイド」が世に出たのを記念して、本書の第5章をテキストにした連続講座を開いてみることにしました。講座は3回連続の予定で、まずは第1回の概要をお知らせします。

 日時:11月21日(土) 15:00~17:00
 場所:スペース・アーナンディ
    (東急田園都市線高津駅<渋谷から各停で18分>下車1分)
 定員:20名
 講座料:¥2,000(含む資料代)
 講師:松岡環(「インド映画完全ガイド」監修者&編集者)
 TEXT:塩田時敏「インド映画においてはアクションもまた群舞なのだ!」(P.142)
     佐藤雅子「インド映画の多様かつ絢爛な舞踊の歴史」(P.140)
       (カッコ内は「インド映画完全ガイド」のページ数です)

すでに本書をお読みになった方はおわかりのように、「第4章:インド映画の全貌」と「第5章:インド映画の多様な要素」はかなり上級者向けの内容を含んでいます。私も読んでいて、「そうなのか!」「そうだったのか!」と思うことがたくさんありました。そんな自分の発見を元にして、皆さんとテキストを分析しつつ、インド映画をさらに深く知ろう、というのがこの講座です。3回連続で、1回目は上記のように「アクションと舞踊」、2回目は「ファッション」、3回目は「映画と社会」を取り上げます。

連続とは言っても、間を2~3ヶ月空けての開催となるため、1回ずつご案内致します。場所は、ヨーガの先生をやっている友人のお宅をお借りし、そちらのホームシアター設備を使わせていただくことにしました。というわけで、映像もご覧に入れながら、皆様と膝突き合わせてインド映画のお話をじっくりやってみようという企画です。

ご予約は、スペース・アーナンディHPの「受講申し込み」からどうぞ。ご予約下さった方には、ご予約確認と共に、スペース・アーナンディの地図をメール送付致します。なお、おザブトンに座ってご参加いただく形になりますので、楽な服装でお越し下さい。椅子席はご用意できませんので、悪しからずご了承下さいませ。

「アクション」ではこんな映画のお話をしたいと思っています。


特に、『Commando(コマンド)』のアクションがいちオシ!! ヴィドユト、君はインドのトニー・ジャーだ!

Commando | Movie Trailer | Vidyut Jamwal & Pooja Chopra

「舞踊」では、本書に取り上げられたこんな作品をご紹介したいと思います。

あと、佐藤雅子さん(インド古典舞踊カタックの先生です)が文中で取り上げていらっしゃる下の歌が、なぜそんなに人を惹きつけるのか、というお話も。「Chin Chin Chu」は漢字で書くと「朱晶晶」かな~、とかいう謎解きもしながら、ダンスシーンのご紹介をしていきます。

Mera Naam Chin Chin Chu - Helen, Ashok Kumar - Howrah Bridge - Bollywood Superhit Song

最新映画のお話もちょこっとやりますので、お楽しみに。

場所が都心から離れていますが、地下鉄半蔵門線と乗り入れている東急田園都市線で渋谷からすぐ来られる便利な所です。では、三連休初日の土曜日の午後、皆様とお目にかかれるのを楽しみにしています~。


 

明日と明後日は@ディワリ・イン・ヨコハマ

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先日もお知らせしましたように、17日(土)と18日(日)は、ディワリ・イン・ヨコハマで山下公園の「インド映画ブース」におります。『きっと、うまくいく』『タイガー 伝説のスパイ』『闇の帝王DON ベルリン強奪作戦』『命ある限り』そして『ダバング 大胆不敵』のソフトを出しているハピネットと、横浜黄金町駅近くのインド映画の聖地である映画館ジャック&ベティとの共同ブースに同居させていただき、出たばかりの「インド映画完全ガイド」を宣伝するのが仕事です。雨が心配なんですが、ブースには必ずおりますので、いらした方は遊びに来て下さいね。

なお、ジャック&ベティで上映されたインド映画は、『ロボット』『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』『きっと、うまくいく』『タイガー 伝説のスパイ』『バルフィ!人生に唄えば』『マダム・イン・ニューヨーク』『ダバング 大胆不敵』『めぐり逢わせのお弁当』『女神は二度微笑む』『ミルカ』などなど、インド映画ほとんど全部、と言っていいラインナップです。すごいですねー。ディワリ・イン・ヨコハマでは1日2回、小さい方のステージでインド映画話もするのですが、ジャック&ベティの方がこんなチラシを作って下さいました。


こちらも雨が心配。何とか、雨粒が落ちない状態になってくれないかなー、と思いつつ、プレゼント用の『ダバング 大胆不敵』『マダム・イン・ニューヨーク』『若さは向こう見ず』『バンバン!』のインド版ポスターなどをご用意しています。抽選だけでもできるといいんですが。

ではでは、山下公園でまた~。


ディワリ・イン・ヨコハマ初日

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出張ってまいりました、ディワリ・イン・ヨコハマ。

天気予報では1日中雨、朝も山下公園に着くまでは傘をさしていたのに、なぜか本番開始の午前10時には雨がやみ、辰野基康さんの深みのあるシタール演奏が流れる頃には空が明るくなり....と、みるみるうちにお天気になってしまいました。ラクシュミ-女神の霊験あらたかなディワーリーの奇跡、と言うべきでしょうか。ワードワー大使もいらして、無事11時からオープニング・セレモニーも行われました。

 

ワードワー大使は近々帰任なさるようで、「今度は一観客として、このディワリ・イン・ヨコハマを訪れたい」というリップサービスも。文化交流に理解の深い、ステキな大使でしたね。


ディワリ・イン・ヨコハマで嬉しかったのは、ナン子ちゃんとの再会。ナン子ちゃん、逢いたかったよぉ~。


ナン子ちゃん、どこに行っても大人気です。一緒に写真を撮る方、ふっくりした頬(どこからが頬?)に触ってみる方、中には、ほっぺにキスする方まで! いくらおいしそうだからって、かじらないようにご注意下さいねー。


ナン子ちゃん、午後はお召し替えして何と「ナン子・リー」に。インド映画宣伝隊のゆるキャラのはずが、なりきりブルース・リーしちゃってました。


ナン子ちゃんは名刺も持っていて、これにもちゃんと、「ナン子」と「ナン子・リー」と2種類あるのです。休み時間にはせっせと名刺にメッセージを書いていたりと、とっても働き者のナン子ちゃんでした。明日も来てくれるそうですので、ぜひ会いにいらして下さい。


お陰様で、2回のステージ・トークも無事終わりました。第2ステージ前に来て下さった皆さん、ありがとうございました。ブログを見ている、と言って下さった方もいらっしゃいましたが、抽選は当たりましたでしょうか? 抽選の賞品は、ジャック&ベティさんご提供のペア招待券、ハピネットさんご提供のインド映画+『西遊記 はじまりのはじまり』のDVD計5枚(太っ腹~)、そして私提供のインド映画現地版ポスターと、豪華なラインナップ。明日も抽選を実施しますので、まずは「インド映画ブース」にいらしてエントリーして下さいね。

「ナン子、待ってる!」と言っております。いや、「来なければ、”ドラゴン怒りの鉄拳”よ!」でしょうか。


あと、メインステージでは次々と舞踊公演が繰り広げられたのですが、野火杏子さんや佐藤雅子さんの古典舞踊が優雅で美しかったのはもちろんのこと、ボリウッドダンスの数々も見応えがありました。でも、あまりにもスピーディーでキレがよすぎて、私のボロカメラではみんなブレて写っており残念。明日もこの目にしっかり焼き付けることにしましょう。

そうだ、明日は日焼け止めを塗っていかなくちゃ。皆様、山下公園でお待ちしています~。


東京外国語大学でインド映画祭(の予定)

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字幕の仕上げで忙しいため、一言だけですみません。

11月末から12月にかけて、東京外国語大学(府中市)でインド映画が4本上映されます。決まれば大学のサイトに掲載される予定ですので、こちらのサイトをチェックしていて下さいね。詳細が決まったらこのブログにも掲載しますが、まずは告知の告知まで。


 

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