さて、前回の予告編に引き続き、6月29日@新宿ピカデリーでの舞台挨拶のレポートです。この日の絶叫上映は、クマラ・ヴァルマ役のスッバラージュの舞台挨拶がある、というわけで、ネット予約は開始直後の6月26日午前零時過ぎから「しばらくお待ち下さい」状態に。待ち番号が4桁で出てちょっとあせりましたが、零時15分ぐらいに無事取れました。その時点で、真ん中ゾーンはほぼ埋まっている状態でした。そして、当日を前にしてチケットは完売に。
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絶叫上映では、最初に仕切り担当のV8J絶叫上映企画チームの皆さんが前説をやって下さるのですが、最初に行った時よりも前説がすっごくスムーズになっていて、この間の年月の流れ(ちょっと大げさ?)を感じました。それと、今回は「黙って見ててもいいんですよ~」と何度か繰り返して下さる配慮にも感謝。私のように、椅子に沈んでいたい人間もいるので、ありがたかったです。
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V8Jの皆さんのコスプレも、毎回のことながら凄いですね。上はデーヴァセーナ2態なんですが、火桶を頭に乗せてらっしゃるデーヴァセーナ<現在>役の方は、囚われ人の髪型の上、きっと火桶を紐とかで頭にくくってらっしゃるからこのロングヘアなんでしょうね。暑いでしょうし、お疲れ様です~。
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絶叫上映の参加者も回を追う毎に進化しているらしく、今回は、色が変わるサイリウムを使っての、場面毎の躍動色が違う表現が見事。タンバリンのリズム刻みと共に、すごいパフォーマンス! と感心しました。そして、上映が終わるといよいよゲストの登場です。V8Jの皆さんもホール内に入ってこられたのですが、階段の所で立ちっぱなしで見ておられました(お疲れ様です~)。上はピンがぼけてしまったのですが、カッタッパ発見!で思わず撮った1枚です。
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さてさて、司会者が上手に会場を乗せてくれて、いよいよクマラ・ヴァルマ役のスッバラージュ登場です。「私が呼ぶより、みんなで呼びましょうか? ”スッブ!”で読んで下さいね」と司会者がうながし、「スッブ!」「うわー!」「ありがとう!」「カワイイ!」の大歓声の中、スッバラージュが姿を現しました。
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通訳は松下由美さんです。司会者「こうやってファンの皆さんに会えて、どんなお気持ちですか?」
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スッブ「本当に、私は幸せ者だと思います。本当に、本当にありがとうございます」
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司会者「ほんとにカワイイですね」 スッブ「そう言われると、生まれたての赤ん坊になった気分です(笑)」通訳の松下さんとの身長差のため、彼女が訳してくれる司会者の言葉を聞こうとすると、スッバラージュは身をかがめなくてはなりません。そのしぐさが、実に「カワイイ」ので、会場はまた盛り上がります。
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司会者「昨日は日本のファンと初めて触れ合い、今日も触れ合っているわけですが、昨日の夜はゆっくり眠れましたか?」 スッブ「皆さんとお話ができて、愛情をいっぱいいただいて、昨日はもう私の人生の中で最高の日でした。ですから、その思いを抱いていては、眠るなんてことはできなかったですね(会場大騒ぎ)」 スッブ「ありがとう、ありがとう。こんなに愛情をたくさん浴びてしまっては、眠ることなんてできませんから」
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司会者「皆さん、彼のツイッターのフォロワーですよね?」 スッブ「ああ、そうだったのですか。実際に訪問して下さる皆さんに、今こうして会っているわけですね。日本のフォロワーの方が急に増えた時には、最初、何が起こっているのかわかりませんでした(笑)。これで、やっとわかりました」
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司会者「なので、皆さん、今日は彼が箱根に行ったことは知ってますね?(歓声)箱根はいかがでしたか?」 スッブ「よかったですよ。日本のことはいろいろ聞いていて、行ってみたいなとはずっと思っていたんですが、休暇とかで訪れることができたらなあ、と思っていました。それが、皆さんが愛によって、私をここまで呼び寄せてくれました(歓声)。それはもう、身に余る幸せというか、自分の人生で今、ここにいられることをとても感謝しています。ありがとう(歓声)。そして来たかった理由の一つが、日本の新幹線に乗ることなんですね。今日、その夢が叶いました」
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司会者「箱根にロマンスカーで行き、新幹線にも乗った、ということですね?」 スッブ「箱根にロマンスカーで行って、帰りに新幹線に乗ったのです」 司会者「富士山は見られたのでしょうか?」 スッブ「富士山はぼんやり見えていましたが、箱根は曇りで霧がかっていて、はっきりとは見られませんでした。だから、もう一度、桜の花が咲く頃に訪れようと思います(歓声)。その時には富士山も見たいし、京都も訪れたいですね。来年の3月か4月に戻ってきたいです(歓声)」 司会者「また、私たちと会って下さいね」 スッブ「もちろんですとも。ファンの皆さんの愛こそが、一番私にとって大事なものです。ツイッターで”日本に来ます”というのを皆さん、読んで下さったんですよね(歓声)」
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司会者「皆さんからのご質問がたくさん寄せられています。まず最初は、”クマラはデーヴァセーナと結婚したかったのでしょうか?” そもそも、クマラとデーヴァセーナっていとこじゃないって聞いたんですが」 スッブ「インドでは伝統的に、結婚できる関係というのが交差いとこ(opposite cousinと聞こえましたが、普通はcross cousin。本人が男性なら、父方の伯母/叔母の娘=父の姉妹の娘、あるいは母方の伯父/叔父の娘=母の兄弟の娘がこれに当たる)なんですね。平行いとこ(direct cousin 父と同じ性別である兄弟、母の姉妹、の子供たち)は結婚できません。デーヴァセーナは私(クマラ)の交差従妹なんです。だから私は彼女を愛していたわけですが、でも...、プラバースが彼女を愛してしまって(爆笑)、ラーナーも愛してしまうし(爆笑)、ああなっちゃったんです(大爆笑)」
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司会者「それに付随した質問が来ていまして、”バーフバリとデーヴァセーナが結婚した時、クマラは正直、どう思ったのでしょうか?”(大騒ぎ)」 スッブ「いやいや、違いますよ(笑)、私は自己を犠牲にしましたから。2人の結婚を見て、私も幸せでした」 司会者「またまた付随する質問ですが(笑)、”息子マヘンドラが生まれるのを、クマラも楽しみにしてたのでしょうか?”」 スッブ「もちろんです。何も含むところはなく、とても嬉しかったです」
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司会者「次は、”『バーフバリ』の出演者の中で、特に仲のいい方はいらっしゃいますか?”」 スッブ「プラバースとラーナー、そしてアヌシュカとは、10年来のいい友人です。とても仲がよくて、よく会ってはふざけ合ったりしています」 司会者「プラバースさんには、来日することを話されましたか?」 スッブ「はい、もちろんです」 司会者「プラバースさんは何と?」 スッブ「”がんばって。君は日本ではスターなんだから。楽しんできてね”と言われました(歓声)」 司会者「こんなにたくさんの人が来ていたことを伝えて下さいね」 スッブ「もちろんです。今回のこの作品の成功というのは、プラバースさんに負っている面が強いと私は思っています。ですから、皆さんのこの愛もぜひ、間接的にではありますが、私が彼にお伝えしておきます。”バーフバリ・ジャイ・ホー”」(歓声「バーフバリ・ジャイ・ホー、クマラ・ヴァルマ・ジャイ・ホー」の声)
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司会者「日本でクマラ・ヴァルマが人気だと聞いた時は、どうでしたか?」 スッブ「正直言うと、ショックを受けました。本当にショックで、信じられませんでした(笑)。日本という国で、まさかそんな風に自分が受け止められているとは、思いも寄りませんでした。本当にありがたいです」 司会者「素晴らしい演技のたまものですよね」 スッブ「私は自分の仕事をきちんとやっただけです。演技をしている時にはこれでいいのかな、と思っていたのですが、今、あの演技でよかったのだ、と確信することができました。今回皆さんとお目にかかったことによって、私はエネルギーをもらい、今は自分の中でエネルギーが満タンになったと感じています。今後も、いつも満点の演技ができるよう、一生皆さんを楽しませることができるよう、死ぬまで演じていくつもりです(大歓声)」
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司会者「今回の映画の中で、アドリブでやられたシーンとかはあったのでしょうか?」 スッブ「現場では監督が展開を見ていていろいろ指示を出して下さいます。(すみません、このあと周囲の歓声がすごくて録音が聞き取れず...)馬車に乗って行く時に”GO!”と言うのですが、セリフのタイミングが合わなくて、あそこは私がアドリブでやったらOKになりました(大歓声)」ここのスッバラージュのポーズ写真は、昨日の記事をご覧下さい。大ウケに受けたので、気のいいスッバラージュはアンコールに応え、会場のどの角度からも見えるよう、ぐるっと半円を描きながら二度三度と「GO!」のポースをしてくれました。
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で、時間が来てしまいました。スッブ「皆さんを愛しています。また、日本に帰ってきます、100%お約束します。本当にありがとう」
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スッブ「私の役が気に入って下さった時には、ぜひ知らせて下さい。スワンボートに乗って、やってきますから」
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ここでスッバラージュ、自分のスマホを取り出して、会場を写そうとします。会場は大騒ぎ!
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これを最後に、スッバラージュは舞台を降りました。スッバラージュ、大歓声の中、姿を消します。
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お疲れ様でした! また別の作品で、日本に来て下さいね。最後にカワイイ”おじぎ”姿をもう1枚。公式ツイッターでは「アリガトウゴザイマシタ」とおじぎをして下さる姿が見られます。さあ、皆さんからのおみやげ持って、インドへ”GO!”
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『バーフバリ 王の凱旋』<完全版>、まだまだ絶賛上映中です。公式サイトをご覧の上、二度、三度と足をお運び下さい。