2月21日(土)より公開された『女神は二度微笑む』。幸い、好評をいただいているようです。ゆっくりご覧になりたい方は平日にどうぞ。次の日曜日、3月1日はサービスデーで、料金がお安くなりますので狙い目ですが、混むかも知れません。料金のご確認はこちらでどうぞ。
パブリシティもたくさんの新聞や雑誌に掲載され、皆様の熱いツイートのお陰(ネタバレするまいと高度ご配慮状態のもの多し。でも、ちょっと洩れてるものも...)もあって、認知度が急速にアップしつつあります。そろそろリピーターの方も出始めているのでは、と思いますが、「やられた!」のツボをもう一度頭から見直すと、まったく違う景色が見えてきてこれまたスリリングです。私は5度目ぐらいで、小さな矛盾点を発見しました。さあ、どこでしょう?
それはさておき、「歌わない、踊らない」インド映画という宣伝のされ方がなされていますが、主人公たちは「歌わない、踊らない」ものの、映画はやはり歌っています。先日ご紹介したコルカタ紹介ソング「Ami Shotti Bolchi(私は真実を言っている)」と共に、本作のテーマソングとも言えるのが、中盤過ぎのドゥルガー・プージャーのシーンで流れる「Ekla Cholo Re(独りで歩め)」です。クレジットはされていないのですが(最初の謝辞に名前が挙げてある)、ナレーターとしてゲスト出演しているアミターブ・バッチャンによって歌われています。
「Ekla Cholo Re(独りで歩め)」 映像
ジョディ・トル・ダク・シュネ・ケウ・ナ・アシェ、トベ・エクラ・チョロ・レ
Jodi tor dak shune keu na ashe, tobe ekla cholo re
もしお前の呼びかけを聞いて誰も来ないなら、それでも独りで歩んで行け
ジョディ・トル・ダク・シュネ・ケウ・ナ・アシェ、トベ・エクラ・チョロ・レ
Jodi tor dak shune keu na ashe, tobe ekla cholo re
もしお前の呼びかけを聞いて誰も来ないなら、それでも独りで歩んで行け
トベ・エクラ・チョロ、エクラ・チョロ、エクラ・チョロ、エクラ・チョロ・レ
Tobe ekla cholo, ekla cholo, ekla cholo, ekla cholo re
それでも 独りで行け 独りで歩め 独りで行け 独りで歩んで行くんだ
トベ・エクラ・チョロ、エクラ・チョロ、エクラ・チョロ、エクラ・チョロ・レ
Tobe ekla cholo, ekla cholo, ekla cholo, ekla cholo re
それでも 独りで行け 独りで歩め 独りで行け 独りで歩んで行くんだ
Open thy mind, walk alone
We are not afraid, walk alone
ジョディ・ケウ・コタ・ナ・コエ、オレ・オレ・オ・オバガ
Jodi keu kotha na koe, ore ore o obhaga
もし誰も口をきかなかったら、おお、かわいそうに
ケウ・コタ・ナ・コエ
keu kotha na koe,
誰も口をきかなかったら
ジョディ・ショバイ・タケ・ムク・フィラエ、ショバイ・コレ・ボイ
Jodi shobai thake mukh firaee, shobai kore bhoe
もし誰もが(いる)顔をそむけても、誰もが恐怖にかられても
ジョディ・ショバイ・タケ・ムク・フィラエ、ショバイ・コレ・ボイ
Jodi shobai thake mukh firaee, shobai kore bhoe
もし誰もが(いる)顔をそむけても、誰もが恐怖にかられても
トベ・ポラン・クレ
Tobe poran khule
それでも胸襟を開いて
トベ・ポラン・クレ
Tobe poran khule
それでも胸襟を開いて
オ・トゥイ・ムク・フテ・トル・モネル・コタ・エクラ・ボロ・レ
O tui mukh futey tor moner kotha ekla bolo re
お前は敢然と顔を上げて、自分の心の思いを独り語るがいい
オ・トゥイ・ムク・フテ・トル・モネル・コタ・エクラ・ボロ・レ
O tui mukh futey tor moner kotha ekla bolo re
お前は敢然と顔を上げて、自分の心の思いを独り語るがいい
ジョディ・トル・ダク・シュネ・ケウ・ナ・アシェ、トベ・エクラ・チョロ・レ
Jodi tor dak shune keu na ashe, tobe ekla cholo re
もしお前の呼びかけを聞いて誰も来ないなら、それでも独りで歩んで行け
前にもこちらに書いたように、この曲はラビンドラナート・タゴールの詩に曲をつけた「ラビンドラ・サンギート(ロビンドロ・ションギート)」、つまりタゴールソングです。インドがまだイギリス領だった頃の1905年に雑誌に発表され、独立運動の中でよく歌われた曲だそうです。詳しい解説は、こちらの英語版Wikiをどうぞ。ベンガル語の文字と共に、ヒンディー語のデーヴァナーガリー文字でも書かれた歌詞が載せられています。
このブログに載せた歌詞は、画像の歌に合わせてあります。英語の部分はそのままにしてありますが、ベンガル語の部分には発音と意味を付けました。私は一応ベンガル語も1年余りベンガル人の先生から習ったのですが、まだまだ初心者と言った方がよく、従って間違いがあるかも知れません。その折には、ご指摘いただければ幸いです。
でも、歌いやすい歌なので、よかったら「エクラ・チョロ・レ」だけでもご一緒に歌ってみて下さいね。さて、独りで歩むことになったヴィディヤの運命は....。
「映画館で見て、私の運命の結末を...」