Quantcast
Channel: アジア映画巡礼
Viewing all 2355 articles
Browse latest View live

ムンバイの乗り物(モノレール編)

$
0
0

ムンバイでは、インド初のモノレールにも乗りました。北の郊外の東側にあるチェーンブール駅とその西南にあるワダーラー駅を結ぶ路線で、まだほんの7駅分しか完成していませんが、将来は郊外を縦横に結ぶように計画されています。詳しいことが知りたい方は、こちらのインド版ウィキをどうぞ。

今回はチェーンブール駅(下写真)からワダーラー駅行きに乗ってみました。料金は11ルピー(約20円)です。鉄道にもこの同じ名前の駅があるのですが、鉄道の駅からはだいぶ離れているようです。

車体はかわいいピンク色。内部も表示板や壁面など、ピンク色で統一されています。つり革の形もしゃれていて、思わずアップでパチリ。しかし、これすぐ壊れそうな気も....。

改札前にはもちろんセキュリティ・チェックがありますが、車内にも兵士が乗り込んできます。あと、犬が乗り込んできたので、盲導犬かな、と思ってみていたのですが、あとで考えると爆発物検知犬のようでした。2枚目は終点で撮った犬くんです。2匹乗っていたのでした。

この路線は住宅地から石油タンクなどがある工場地帯を走り、、あとはまだ建設中の建物があちこちにある原っぱを進んでいきます。

建設中のビルでは、大勢の人が作業をしていました。結構駅と駅の間が長い所もあり、また急カーブもあったりして、高架鉄ちゃんにとっては満足度大の路線です。

20分ほど走ったでしょうか、終点のワダーラー駅が見えてきました。その手前に車庫があります。緑色と水色の車体が休んでいましたが、あとでウィキを見ると、4色の車体が走っているのだとか。車体をアップにしてみました。

ワダーラー駅終点です。改札を出て外の道路へ続く階段を降りたら、何やら黄色のパーティションでブロックしてあります。「え?」と思ってそばの表示を見たら、何と終電が午後3時。つまり、最後の電車に乗ったので、もう入口は閉じてある、というわけなのでした。危ないとこだった!

ワダーラー駅の周囲は何もなく、タクシーもなかなかやって来ません。高架鉄の皆さん、訪問はもうちょっと駅周辺が発展するまで待った方がいいかも、です。ちょうどその時、上を青い車体のモノレールが通っていきました。車体の色に合わせて内部の色も青とか緑とかになっているようで、シンガポールのセントーサ路線のモノレールみたい....と思ってあとでウィキを調べたら、マレーシアの会社が建設に加わったのでした。やっぱりねー。次に来た時には、全色の車体に乗ってみたいものです。

鉄道とモノレールの他、一番乗ったのはやはりタクシーとオートと呼ばれる三輪タクシーですが、そのオートが荷台に乗って運ばれていく面白い風景を見ました。

ムンバイの場合、オートはバンドラから北しか走っていません。南側のシティと呼ばれる部分はタクシーのみ。郊外からシティに行く時は、「バンドラ・タクシースタンド」と言って、タクシーが客待ちをしている所までオートで運んでもらいます。タクシーは初乗り19ルピー(約35円)、オートは15ルピー(約25円)です。タクシーも以前はアンバサダーと2枚目写真左側のプレミアという車種しかなかったのですが、今はスズキの車とかバンとか、スマートな車体のものが増えました。

空港もきれいになりましたね。デリーの国内線空港もそうでしたが、下の写真のムンバイ国内線ターミナルもぴっかぴかです。ムンバイからジェットエアで(エクセス・バッゲージを8キロ分、2000ルピー取られました、トホホ)到着したチェンナイの空港もきれいでした。

チェンナイ空港を出たら、高架鉄道のレールが目に飛び込んできました。チェンナイの地下鉄はかなり前から建設してますが、空港あたりは高架になるのでしょうか。

そうそう、ムンバイではあと1本映画を見たのですが、これはまったくのゴミ映画(!)でした。アーユシュマーン・クラーナーとソーナム・カプールが主演する『愚かなこと(Bewakoofiyaan)』です。

デリー南方の街グルガオンが舞台になっている、というのは面白かったものの、それまで小金持ち人生を楽しんでいた男が職を失い、婚約者との間もうまく行かなくなる、という全然ひねりも何もないストーリーで、最初結婚に反対していた彼女の父親をやがて味方につけ...というプロットも超ぬるくてまったく効いていません。というわけで、最後30分ほどは夢の中でしたが、多分ハッピーエンドになったんでしょう(笑)。アーユシュマーン・クラーナーは好きな俳優なのでついこちらにしてしまったのですが、あー、『バラ色サリーのギャングたち(Gulabi Gang)』を見ておくのだった、とチェンナイで激しく後悔する羽目になっています....。 

 


インド映画の日々@チェンナイ

$
0
0

チェンナイに来て、当初は相変わらずネットが繋がらない等のトラブルに見舞われました。でも、やっと人と会うアポから解放されて、映画館にも時間を気にせず通えるようになって幸せです。というわけで、チェンナイで見た映画のご報告です。

まず、最初に見た映画が大当たり。チェンナイにはいくつかシネコン@ショッピングモールがあるのですが、数年前にできて、今最も勢いがあるエクスプレス・アヴェニューというモール(上写真)にあるのがエスケープというシネコン。ここに行って何を見ようか悩んでいたら、モーハンラール主演のマラヤーラム映画『光景(Drishyam)』をやっているのを見つけました。日本でも2月のマラヤーラム語映画上映会で上映された作品です。その時の紹介はこちらです。

 

日本語のブログ等を見ても絶賛してある作品で、チェンナイの新聞の星マークも4.5個もついています。これは見なくちゃ、と思って入ったら大当たりでした。マラヤーラム語での上映で、場内はマラヤーリーの人がほとんどのようです。以下、ストーリーのネタバレがありますので、未見の方はご注意下さいね。

主人公ジョージクッティ(モーハンラール)と妻ラーニ(ミーナ)、そして高校生の娘アンジュと小学生アヌの一家は敬虔なキリスト教徒。ジョージクッティは農業をする傍ら、ケーブルテレビのステーションを経営していて、画像チェックを兼ねてよく洋画を見ていました。村人はみんな顔見知りで、お金には細かいものの真面目なジョージクッティは人々から信頼されています。前半はこんなジョージクッティとその家族のほほえましいやり取りが描かれ、場内の人々は大笑い。艶っぽいお話も出てきて、観客は時に手を打ったりして映画を楽しんでいました。

ところが、前半が終わりに近づいた頃に事件が起きます。金持ちの不良息子ヴァルンが、キャンプの時アンジュのシャワーシーンをスマホで盗撮し、それをアンジュに見せて脅迫してきたのです。雨の夜、指定場所に出向くアンジュ。ヴァルンが襲いかかろうとした時に現れたのは、母のラーニでした。説得するラーニに対し、「それならあんたが代わりになってくれてもいんだぜ」というヴァルン。母に手を掛けようとしたヴァルンを、アンジュは思わずそばにあった丸太で殴ってしまいます。ところが倒れた時の打ち所が悪く、ヴァルンはそのまま息絶えてしまい、追いつめられた母子はヴァルンの遺体をジョージクッティが農園に掘っていた穴に埋めて隠します。アヌは窓からその光景を見てしまいました。

翌朝、夜勤から戻ったジョージクッティに、ラーニはすべてを打ち明けます。ジョージクッティはこれまで洋画で仕入れた知識を総動員し、アリバイ作りに奔走します。ところがヴァルンの母親は警察の幹部で、当初はまた不良息子の外泊かと思っていた彼女も、行方不明の息子の捜索に乗り出すことに。そして、ジョージクッティを憎んでいた警官の目撃情報から、ジョージクッティが警察に呼ばれ、ついには一家に捜査の手が伸びます....。

脚本がとてもよくできていて、ほのぼのムードから一転してのサスペンス、そして最後のどんでん返しに到るまで、観客を惹きつけて放しません。さらに、家族を守ろうとあらゆる知恵を絞って戦う父親を、モーハンラールが説得力溢れる演技で演じていて、これも映画の大きな魅力になっています。最後のどんでん返しのシーンでは、場内から大きな拍手が起きていました。英語字幕もなかったため、セリフの細かいところはわからなかったのですが、それでもまったく退屈せずに見てしまいました。

警察側が正式の逮捕状も取らずに一家を拘束し、かつリンチとも言える暴力に訴えるのは少々納得できなかったものの、実際に警察はこんなことをやっているのかも、という気もします。警察権力に挑んだ男の物語という読み方もできそうで、一般の観客はそういう所でも感情移入ができるのでしょう。ぜひ日本語字幕で見直してみたいものです。

次の日は、サティヤムという古くからある映画館に行き、ヒンディー語映画『結婚の副作用(Shaadi Ke Side/ Effects)』を。ここは数年前近代的なシネコンに生まれ変わり、いろんな映画をやってくれるのでエスケープと共によく行きます。今回はサティヤム以外でも公開されているのですが、MGR(M.G.ラーマチャンドラン。人気俳優から州首相になった人で、タミル・ナードゥではカリスマ的存在だった)とジャヤラリタ(MGRの愛人で、現州首相)主演の『千人に1人の男(Aayirathil Oruvan)』 (1965)を再上映していました。製作から50年、とかいう記念公開なんでしょうか。昔VCDで見ましたが、海賊が登場したりする愛国映画だったと思います。

この映画館には何度も来ているものの、今回初めて発見したのは最前列に木のベンチ席があること。学生らしい若い男性とか、ちょっとくたびれた服装のおじさんとかが座っています。

不思議に思ってインターバルの時に聞いてみたら、何と10ルピー(17円)の席なんだそうです。普通の座席が120ルピーなので、10分の1以下ですね。「チケットの窓口では、どう言って買うんですか?」「裏の駐車場の所に別の窓口があるんですよ。そこで買うんです」いやー、シネコンにもかぶりつき席があるとは知りませんでした。でも、お尻は痛いけど粋な計らいですね〜。やっぱり南インドは進んでいます。

『結婚の副作用』は、演技の上手なファルハーン・アクタルとヴィディヤー・バーランの主演ということで、安心して見ていられました。キャリアウーマンのトリシャー(ヴィディヤー・バーラン)と結婚した売れない作曲家のシッダールト(ファルハーン・アクタル)は、2人で時にはRPGをやったりして結婚生活を満喫しています。ところが、トリシャーが思いがけず妊娠し、娘ができてからは、シッダールトはフラストレーションが溜まる一方。トリシャーの姉の夫(ラーム・カプール)のアドバイスで、仕事と称してホテルに2、3日滞在し、思いっきり羽を伸ばすなどしてみたのですが、経済的にそれも長続きせず....。ついに2人の間には決定的な破局が訪れそうになります。

ハリウッド映画にもありそうな既婚者コメディで、ちょっと最後はやりすぎ感があるものの、時間つぶしにはもってこいの作品でした。インドのパパ&ママも大変なんですねー。あんな景品取り合いっこゲームがあるなんて知りませんでした。監督はサーケート・チョウドリーという人で、以前『恋の副作用(Pyaar Ke Side Effects)』 (2006)という映画を作っています。

そして今日は、スカイウォークというちょっと離れた所のモールへ。ここは、入ってすぐの店にタグホイヤーのシャー・ルク・カーンの広告写真があるため、来るのが嬉しい場所です。今年は、写真が新しくなっていました。

入っているのはPVRという全国チェーンのシネコンで、入口ではラジニカーント主演作『コーッチャダイヤーン(Kochadaiiyaan)』のポスターが迎えてくれました。いつ公開なんでしょうね? ウィキを見てみたら4月11日になってましたが、ホントかなあ。

PVRはカメラ持ち込み禁止で、いつも入口のセキュリティチェックでカメラ電池を預けさせられるためイヤなのですが、ここでしかやってない作品『地区(縄張り、という感じかも)(Jilla)』が見たかったのでやって来たのでした。ヴィジャイとモーハンラールの主演作で、カージャル・アガルワールも出ているとあれば、見てみたいですよね。カージャルは『バードシャー テルグの皇帝』に出演しているので、大阪アジアン映画祭であの美しい瞳をご覧になった方も多いでしょう。ちょっとアイシュワリヤー・ラーイを思わせる美しさですね。

『地区』は、幼い頃に建設会社を経営するドン(モーハンラール)の養子となったシャクティ(ヴィジャイ)が、父の命令でいやいや警官になりますが、そのとたん父の悪事を目の当たりにして正義に目覚めてしまい、父と対立するようになる、というお話です。こちらのカーヴェリ川長治さんのブログに詳しいストーリーがあります。

面白かったのは、ソング&ダンスシーンの一つが日本ロケだったこと。こちらです。太秦映画村でしょうか、日傘をさした着物姿の女性たちが大勢出演し、とても幻想的です。伏見稲荷や竹藪、そして一面のコスモス畑など、美しい日本の姿がインドの観客の目に焼き付いたと思います。昨秋ロケに来たんですねー。

ストーリーは血なまぐさいシーンが多く、そんなに簡単に人を殺していいの? しかもその後警官になるってどういうこと? さらに、警官としてどんどん出世していくのはなぜなの? とツッコミどころも満載で、パワフルな画面にクラクラしながら182分という長丁場を楽しみました。ヴィジャイの作品も、早く日本で公開されるようになるといいですねー。

ところで、ここに使ったポスター以外の写真、つまり私が撮った写真ですが、何か変、とお思いになりませんでしたか? そうなんです、どれも左上が黒く欠けているでしょう? カメラのレンズシャッターが壊れてしまって、全開しなくなってしまったのです。買ってまだ1年ちょっとしか経たないのに、しかも旅先で壊れるなんて、ダメすぎるじゃん、FUJIFULM。香港で映画祭の写真が撮れないので、カメラを買い換えようかと思っているのですが、旅行保険で請求できるかしら? 今回はスーツケースも東京−デリーのフライトですごいへこみができて、端のところが大きく破けるなど、トラブル続出のトラベルなのでした....。

 

チェンナイでの最後の1本&お買い物

$
0
0

チェンナイ滞在もあとわずか。これから香港へ向かいます。最後に行ったのは、これもよく行くアビラーミという映画館。ここはとってもヘンテコなシネコンで、様々なホールの寄せ集まり、という感じ。一度ホールの設置状況を図解してもらいたい!という思いに行くたびにかられます。下の写真はビルの入り口にあった看板の数々で、これから公開される作品のようです。昔は入口の階段下、左横にチケット売り場があったのですが、今回は2階に立派なチケットブースができていました。

今回見たホール「ロボット」も変な作りでした。1階が120ルピーの平土間席、そして3階にはバルコニー席があるのですが、別々の入口から入ります。バルコニー席は200ルピーするだけあって超豪華シートで、飛行機のビジネスクラスの席みたいに、足置きが水平になるまで出てくるのです。当初指定されたのは一番後ろの席だったのですが、「靴を脱いで上がって下さい」と言われて「ヤだ」とごねたら、一番前の席に座らせてくれました。

こんな席でも開始30分後ぐらいには満席になり、私の横にはずらーっと女子学生たちが。しかし、もぉぉぉぉぉのすごくマナーが悪くて、携帯は鳴らすは、メールだかラインだかずっとやってて光が超まぶしいはで、注意したのですが最後までやっていました。この前『地区(Jilla)』を見た時もそうで、インド人は世界一マナーの悪い観客と化しつつあります。だんだん、インドでインド映画を見たくなくなってきました....。

それはさておき、チェンナイ最後の日に見たのは『ラムネ(Goli Soda/Banta)』という作品でした。上の写真は仕立屋のジョーティさんですが(この日のサリーがとってもきれいな色とデザインだったのでパチリ。店の前にいた子猫も特別出演)、そのジョーティさんの店に頼みに行った時に、息子さんが推薦してくれたうちの1本でした。新聞の評価では星3.5個だったので、これにしてみようと思って行ったら大当たりでした。推薦してくれた息子さんに感謝!

ラムネというか、上にニーンブー(小さなレモン)を乗せて屋台に並べてあるガラス瓶入り飲み物はインドでは見慣れた光景でしたが、一度も飲んだことがなかったので、あれが「ゴーリー・ソーダ」という名前だとは知りませんでした。ほこりまみれみたいな気がして、手が出なかったんですよね。映画の中ではラムネを飲むシーンが出てきますが、冷やしてあったのかおいしそうでした。

主人公は、チェンナイの大きな市場で下働きをする中学生ぐらいの4人の少年。野菜運びを手伝ったり、買い物客の荷物持ちをしたりして、路上生活で何とかその日を暮らしています。4人の保護者的存在が野菜売りをしているアーチーと呼ばれる中年女性で、のらくらと日を送る彼らを叱りつつも面倒を見てくれていました。そんな中で4人は、メガネ女子の中学生と知り合いになり、やがて彼女の協力でその友人の女の子とも知り合います。ところが、何と彼女はアーチーの娘。その後、6人は友情を育んでいきます。

アーチーは身よりも教育もない4人を何とか一人前にしたいと考えていました。地元の顔役ナーイドゥの所に助力を頼みに行くと、ナーイドゥは彼らに空いた店を貸し与え、そこで商売をするように言います。4人はそこを食堂に改装して、アーチーやガールフレンドの助けを借りて店をやり始め、たちまち人気を得ていきます。ところが、ナーイドゥの親戚の男が店を根城にするようになり、普通の人々は寄りつけなくなってしまうことに。抗議した4人はさんざんたたきのめされ、やがてそれは4人とナーイドゥの争いにまで発展していきます。

 一度はナーイドゥの手下たちに死ぬほどの目に遭わされ、しかも長距離トラックでカンニャークマーリー(最南端のコモリン岬)やラダック等、離れた別々の場所に捨てられた4人でしたが、メガネ女子の友人が辛抱強く4人を探してくれ、やっとアーチーの元に返ることができました。そしてまた、ナーイドゥとの闘いが再燃します....。

監督は、カメラマンとして長らく活躍してきたヴィジャイ・ミルトン。監督としてはこれが2作目です。原案も彼で、最後のクライマックスのプロットがとてもよくできているのにはうならされました。始まりの部分は少年少女の恋と友情ものかな、と思わせるのですが、裏社会のドンに少年たちがどう立ち向かったのか、というところで社会性も持たせてあり、アクションシーンも豊富で、盛りだくさんな内容となっています。ノンスター作品なので、日本での公開などは難しいかも知れませんが、何かの機会に上映されるといいですね。予告編(というか、半分以上メイキング)はこちらです。

♪  ♪  ♪  ♪  ♪

さて、あとはチェンナイでのお買い物をちょっとご紹介。チェンナイではいつもランドマークという本屋のいろんな所のお店を回るのですが、今回はまず行ったスペンサー・プラザのお店がさびれていてびっくり。空の本棚が目立つ店内に、愕然としました。ジェミニ・フライオーバーの近くにあるお店(上はその入り口で、地下に降りていくと店内が広がっています。他には看板もなく、知っている人だけが行くお店、という感じですね。ビルの表のKonikaの看板が目印です)には従来通り物が揃っていてホッ。そこで買ったのが、次のようなものです。まず、ラジニカーント布バッグ。「タライバー(ボス)」がロゴになっていますね。ほかにも、ボリウッドの古い映画『ガイド(Guide)』のバッグもありました。主演はデーウ・アーナンドとワヒーダー・ラフマーンです。

それから、同じラジニのイラストを使ったエプロン。あと、『炎』のアミターブ・バッチャンとアムジャド・カーン(盗賊の首領ガッバル・シン役)のも発見。こんなエプロンをして料理をする奥さんがいたら....コワイですねー(笑)。味に文句を言ったら、旦那さん撃ち殺されそう。

なお、ガッバル・シンのエプロンにある「トゥムネー・メーラー・ナマク・カーヤー・ハイン(間違ってますねー。正しくは単数形の「ハイ」にしないと)」は「お前は俺の塩を食べた」というのが直訳ですが、「お前は俺の世話になった、手下だった、身内だった」というような意味になります。『炎』ではガッバルに銃を向けられた手下が、「俺はあんたの塩を食べた(身内だった)んですよ」と言うと、「今度は弾を食らえ」とガッバルが言って引き金を引きます。真ん中のアミターブ・バッチャンの服装は『炎』ですが、セリフは『ドン』のもじりですね。ラジニのも何かのセリフでしょうか? ご存じの方は意味と共に教えて下さいませ。

それから、カパレーシュワラ寺院の参道では、ほしかったおままごとのお弁当箱(ダッバー)を見つけました。昨年探したけれど、このお店自体が見つからなかったのです。一昨年とその前の年もここでおままごとのダッバーや調理器具を買い、『スタンリーのお弁当箱』の紹介の時に使ったのですが、今回も『ザ・ランチボックス』が夏に公開されるので、それを見越して手に入れてきたのでした。左のお弁当箱の高さが10?ちょっとです。

前の時は別の男性が売り子だったのですが、耳と口が不自由な障害者で、今回のおじさんも言葉が不自由な人でした。耳は聞こえるのか、それとも大体のやり取りがわかるためか、買い物はそんなに苦労せずできます。値段は、大事そうに箱にしまってある電卓で叩いて見せてくれますので問題なし。3つで145ルピーだったのですが、140ルピーにしてもらいました。ほかにも台所道具一切合切が入ったおままごとセットなどもあり、重さが大丈夫ならいろいろ買いたいお店です。

というわけで、チェンナイ滞在も無事終わりました。チェンナイでアップしようとしたらまたネットトラブルで繋がらなくなり、香港まで持ち越してアップしている次第です。香港は17度とちょっと寒いですが、24日から映画祭も始まるので、また戦闘態勢に突入です....。

 

 

第38回香港国際映画祭オープニング映画は『香港仔』と『那夜凌晨〜』

$
0
0

3月24日(月)から始まる第38回香港国際映画祭の上映作品を、少しだけですがご紹介しておきます。オープニング映画は彭浩翔(パン・ホーチョン)監督作品で、古天樂(ルイス・クー)、梁詠?(ジジ・リョン)、曾志偉(エリック・ツァン)、楊千嬅(ミリアム・ヨン)らが主演する香港映画『香港仔(Aberdeen)』と、陳果(フルーツ・チャン)監督作品で、黃又南(ウォン・ヨウナム)、文詠珊、任達華(サイモン・ヤム)、惠英紅(ベティ・ウェイ)、徐天佑(チョイ・ティンヨウ)らが主演する『那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN(The Midnight After)』です。

『香港仔(Aberdeen)』の予告編はこちら。5月8日から公開予定です。

『那夜凌晨〜』の予告編はこちら。4月10日から公開予定です。三級片(成人指定)になってますねー。

残念なことに、時間と場所の関係でどちらか一方しか見られません。『香港仔』は午後8:30〜尖沙チョイの香港文化センターで、そして『那夜凌晨〜』は午後9:30〜湾仔の香港コンベンションセンターで、なので、どうあがいても無理です。私は『香港仔』のチケットをゲットしたのですが、今日お目に掛かった方から、「フルーツ・チャンの新作はいいらしいよ」とうかがって、ちょっと失敗したかな、と思い始めているところです。公開前なので、事務局で見せてくれる資料DVDリストには多分入ってないだろうなあ....。

 

ほかに香港映画の話題作としては、呉彦祖(ダニエル・ウー)主演、林超賢(ダンテ・ラム)監督の『魔警』、リウ啓智(カイチー)主演、黄修平(アダム・ウォン)監督の『明日』、徐天佑(チョイ・ティンヨウ)主演、陶傑(チップ・ツァオ)監督の『愛・尋・迷』、陳豪(モーゼス・チャン)主演、黄浩然(アモス・ホワイ)監督の『点対点』などがあります。回顧上映は、廉政公署を描いたテレビドラマの特集があり、任達華(サイモン・ヤム)らの若き日の姿が見られるほか、香港電影資料館では「江湖了断」と題して、黒社会(ヤクザ)映画の特集も行われます。アジアフォーカス・福岡国際映画祭に続いて、イランの監督アスガル・ファルハディーの特集上映もあるなど、今年も盛りだくさんです。

映画祭以外では、とっても残念なことがありました。行きつけであるチュンキン・マンションのインド映画DVDショップ「プレスト」が店じまいしてしまったのです。プレストをやっていたメイベル・タムさんからお正月に電話がかかってきて、その旨を知らされた時は大ショックでした。昨日行ってみたら、シャッターがしまったままになっていました。で、今日彼女が飲茶に誘ってくれて、尖沙チョイで息子さんやそのガールフレンド(韓国の方で、広東語だけでなく日本語もできるという楚々たる風情の才女でした)と一緒にテーブルを囲みました。

メイベルさんの話だと、店のレンタル料が月18,000香港ドルから20,000香港ドルに上がり、到底やっていけなくなったとのこと。確かに、DVDのレンタルと販売なんて、上がりは微々たるものですものね。というわけで、今は店をたたんで政府の年金をもらって生活しているそうです。てっきり私と同じ年齢か、もっと若いかも、と思っていたら、もう70歳を超えているとのことでビックリしました。写真を見ても、60代前半にしか見えませんよねー。

彼女が年齢の証明で見せてくれたのは「長者カード」、実物を初めて見ました。前にも書きましたが、中国語では老齢者のことを「長者」と呼びます。「日本では”長者”は”富翁”の意味よ、うらやましい」と言っておきましたが、さらにうらやましいのは、このカードを見せるとバスも半額以下の2香港ドルになったり、医療費も上限はあるものの無料だったりと、生活費があまりかからずにすむことです。私もいっそ、香港に移民しようかしら....。

あとは、今日は知人ご夫妻と一緒に上環でお茶のお店へ。林奇というお店でいろいろ試飲させてもらって(上は、試飲用のお茶を入れてくれる看板娘のお二人。右の方は日本に2年半留学していたそうで、日本語が十分にできます)少し買い、あとは行きつけの堯陽というお店で緑観音(”鉄”ではなくて”緑”なんです)と水仙茶を。ここは、老年に近いおじさん3人で、林奇とは全然違うしぶ〜い雰囲気。でも、珍しく緑観音を試飲させてくれ、知人ご夫妻はすっかり気に入って下さって2包みお買いあげ。よかったです〜。

その後は知人ご夫妻と別れて、旺角のホテル(前回も泊まったポップ・ホテル。また別の作りの部屋でしたが、相変わらず狭くて超機能的。ネットも有線ランでさくさく繋がってすごい幸せ)に戻り、新世紀廣場の映画館へ。その前に近所の大好きな茶餐庁合發で夕食を食べたのですが、梅菜蒸肉餅がやはりとってもおいしくて、これでレモンティーがついて43ドルとは、と感激しました。シェフ、いつまでもいて下さいね。

今回初めて気が付いたのですが、この店には看板猫が2匹いました。お勘定台にどっかと座り込むトラ猫ちゃんは、さしづめここの招き猫。人を怖がりません。ランチタイムには見かけなかったので、忙しい時は引っ込んでいるのかも。

そして、夜の旺角へ。相変わらず賑やかな下町モンコクなのでした。

 

中国映画・香港映画・台湾映画を見る

$
0
0

映画祭が始まる前に、現在公開中の映画をパパッと見てしまいました。見た映画館は、旺角東駅に隣接するモール新世紀広場にあるシネコンです。昔は嘉禾旺角と言っていたのですが、名前がと替わり、内装も一新して生まれ変わりました。

2日間にわたり、ここで見たのは、『北京愛情故事』(中国)、『黒色喜劇』(香港)、『KANO』(台湾)の3本です。

『北京愛情故事』は中国の若手監督陳思誠の作品で、主演者の1人も彼が演じています。陳思誠演じる貧乏なデザイナーと美女(イ冬麗[女亞])との恋、デザイナーの兄(王學兵)とその妻(余男)の浮気合戦、妻の上司である富豪(梁家輝)とその妻(劉嘉玲)のRPG@ギリシア、2人の間にできた中学生の一人娘と同級生の男の子の淡い恋、そしてデザイナーの家主である60歳過ぎの男性とその妻(スーチンガオワー)&その妻が自分の死後夫を託そうとする女性(金燕玲)の物語と、5つの愛情物語がロンドのように繋がっていきます。出だし部分は、通俗な恋愛ものを思わせるのですが、途中からいい味が漂い始め、見終わったあとはかなり満足度がありました。中学生カップルのエピソード中、ちょっと「???」な部分もありましたが、楽しめました。

『黒色喜劇』は王晶のプロデュースだけあって、さじを投げたくなるくだらなさ。

香港国際映画祭開幕

$
0
0

3月24日(月)夜、香港国際映画祭が開幕しました。平日オープニングなので祝祭気分はちょっと減少しますが、映画界も全面的に協力するイベントなので、特にオープニング作品は出演スターが必ず来場します。前の記事に書いたように、湾仔(ワンチャイ)での全体のオープニング・イベントには出られなかったのですが、尖沙(チムサー)チョイの文化センターであった『香港仔(Aberdeen)』のプレミアはしっかり見てきました。

まず、入口で湾仔から移動してきたスターが車を降り、レッドカーペット上を階上へと歩いていきます。2階の入口にはサインボードがあり、そこにサインしてから会場に入る、というわけです。現れたのは谷徳昭(ヴィンセント・コク)と張達明(チョン・ダッミン)という仲良しコンビ。

映画の中ではチョイ役で特別出演の余文樂(ショーン・ユー)。ファンが黄色い声を上げていました。

新人女優の蔡潔。映画の中では、曾志偉(エリック・ツァン)の医師と不倫関係になる看護師を演じています。

彭浩翔(パン・ホーチョン)監督と楊千嬅(ミリアム・ヨン)。2枚目写真で、ミリアム・ヨンの隣りに『スター・ウォーズ』のコスプレさんがいるのは、映画の中に『スター・ウォーズ』グッズがたくさん登場するからです。古天樂(ルイス・クー)演じる主人公がグッズを集めてショップを友人(チャップマン・トー)と開いている、という設定なのですが、実はルイス・クーは超がつく『スター・ウォーズ』オタク。いつだったか来日した時もグッズを買いあさっていたそうで、ショップが開けるぐらいの量のコレクションを倉庫に保管しているのだそうです。今回は、そのグッズにも陽の目を見せた、というところでしょうか。

最後に登場したルイス・クーと梁詠?(ジジ・リョン)は夫婦役で、娘を演じる子役の女の子と共にやって来ました。ルイス・クーの人気は相変わらずすごく、ファンが「古仔(クーちゃん)」というようなサインボードを持って応援にかけつけていました。

上映会場に入場しようとすると、またしてもプレゼントが。ポスカを集めたものをケースに入れてあるようですが、もらい物福はまだまだ続いています。

30分遅れで舞台挨拶が始まり、出演者たちが舞台に登場。2枚目写真の一番左は、来られなかった曾志偉(エリック・ツァン)の代理で登場した息子の曾國祥(デレク・ツァン)です。

そのお隣りにいるおじさんは、誰だかわかりますか。好耐無見(お久しぶり)の達叔こと呉孟達(ン・マンタッ)です。出っ張ったお腹も健在でした。

映画は、これら出演者が演じるある家族が、様々に体験する愛と死の物語です。ン・マンタッが父親で、職業は道教の道士。妻は10年前に亡くなり、カラオケ・クラブのホステス呉家麗(キャリー・ン)と再婚しています。その子供がミリアム・ヨンとルイス・クーで、ミリアム・ヨンは遺跡ガイドをしながら、医師である夫エリック・ツァンと湾仔の家に住み、ルイス・クーは予備校の名物講師で元モデル&女優の妻ジジ・リョンと娘との豪華マンション暮らし。エリック・ツァン医師が、蔡潔演じる看護師と不倫をしているのは前述の通りですが、それをうすうす察知してか、ミリアム・ヨンは両親、特に母親に愛されなかった過去を気に病み、夫にいつも訴えています。

ルイス・クーとジジ・リョンの娘は、両親のどちらにも似ずコロコロ丸めのお嬢ちゃん。それで、ルイス・クーが自分は本当の父親なのかと悩み、ジジ・リョンは隠し事を言ってしまおうかどうかこちらも悩んでいます。小学生の娘にも悩みはあり、さらに可愛がっていたイグアナが死んでしまったので、そのショックも響いてきます。おじいちゃんのン・マンタッが人間の輪廻転生を教えてくれたため、娘はイグアナも生まれ変わると信じ込んでしまいました....。そのイグアナのぬいぐるみが、上映後のQ&Aに登場。確か、グリーニーとかいう名前でしたが、この着ぐるみ、なかなかかわいくてみんなの視線を集めていました。

スチールをDLするのに時間がかかるため、スチールを入れてのご紹介はまた別の機会に、ということで、まずはオープニングのご報告まで。

 

香港国際映画祭はイベントてんこ盛り

$
0
0

オープニングに引き続き、2日目の25日もいろんなイベントが盛りだくさんでした。

まず、会場が事務局のある文化センターからは少々遠くて行くのをあきらめたのですが、午後4時から九龍湾の映画館メトロプレックスで、『三生(Three Charmed Lives)』のプレミア上映に合わせての記者会見がありました。この作品はオムニバスで、張震(チャン・チェン)、チョン・ウソン、呉鎮宇(ン・ジャンユー)という大スターが監督しているのが話題。3人のお顔を拝みたかったのですが、その後7時半からあるイベントにも来る、というのでそっちでいいや、と事務局でDVDを見る方に集中したのでした(結局、朝10時から夕方7時まで、9時間見ていました。途中で香港在住のあるさんが慰問して下さいました)。

午後7時半からペニンシュラ・ホテルのソールズベリーの間で行われたのは、フランス人女優イザベル・ユペールを迎えての歓迎会。今回彼女の主演作4本の回顧上映が特集で組まれていることから、フランス政府が映画祭に協力して大盤振る舞い(?)をしたようです。ペニンシュラ、久しぶりに足を踏み入れました。これは監督たちが中心の歓迎会だったようで、まずシンガポールの『ILO ILO』の監督アンソニー・チェンが姿を現しました。

続いて、オープニング・フィルムの監督陳果(フルーツ・チャン)が。なぜか直立不動の姿勢しか取ってくれず、カメラマンたちも苦笑い。

その後フルーツ・チャン監督は、人垣の後ろで映画評論家のシュウ・ケイと歓談。貴重なツーショットなので、バッチリ撮らせていただきました。

そして、こちらもオープニング・フィルムの監督彭浩翔(パン・ホーチョン)。

続いては、『浮城』が日本でも公開予定の厳浩(イム・ホー)監督。香港の戦後の歴史を辿る『浮城』は郭富城(アーロン・クォック)の主演で、6月21日から公開予定です。

さっきのフルーツ・チャン監督とシュウ・ケイにイム・ホー監督が加わるという、これまた貴重なスリー・ショットなので、撮らせていただきました。映画評論家として高名なだけでなく、監督作品もあるシュウ・ケイ(真ん中)、いつまでも若々しいですね。

4人の監督が勢揃いするシーンもありました。

そして、イザベル・ユペールが登場。お美しいです〜。

イザベル・ユペールが監督たちと次々ツーショットを撮っていきます。その途中で彼女は親しい知人(写真左端)を発見したようで、とっても嬉しそうな顔で彼と握手。監督たちとのツーショットの時とはうってかわったくだけた笑顔を見せるシーンもありました。監督たちの、「彼の方がいいわけ?」という声が聞こえてきそうです。あとで知ったのですが、これが何とフィリピンのブリリャンテ・メンドーサ監督。そりゃー彼とは『囚われ人』 (2012/公式サイト)を撮ったのですから、親しい笑顔も見せますよね〜。メンドーサ監督、ちょっと痩せたようで、全然わかりませんでした。でも、ちゃんとアップを撮っていた私は偉い(笑)。

残念ながら、『三生』の3人の監督たちは姿を見せず。「来ないんですか?」と聞いたら、「3人とも自分たちの作品を見てるんです」とのことでがっかり。ここなら、買い換えた小さなカメラでも十分アップが撮れたのに....。

で、さっさと見切りをつけて、九龍駅の上のモール圓方の映画館グランド・シネマへ。ここでは、『3D 豪情(3D Naked Ambition)』のプレミア上映が行われるのです。監督は李公樂(リー・コンロク)、主演は杜マン澤(チャップマン・トー)で、日本のAV女優が大挙出演しているのが話題です。ストーリーは、失業したチャップマン・トーが、友人たちとAVを撮ろうと思い立ち、日本へ飛ぶ、というものらしく、夜の大人向けお楽しみ上映用になっています。

午後9時前からぽつぽつ出演者が登壇。まず、曾國祥(デレク・ツァン/右端)らが登場。

続いて、王晶(ウォン・チン)監督が美女2人を連れて登場。一段と太られたような....。思ったより「オレ様」ではなく、3人で何枚か撮らせたあとは、「美女だけの方がいいだろ」と自分は降壇。脇で見守ってらっしゃいました。事務所で売り出し中の駆け出し女優とかなのかも知れません。

そして、日本のAV女優の皆さんが登場。左から、辰巳ゆい、葵つかさ、由愛(ゆめ)可奈、沖田杏梨、夕樹舞子の皆さんです(多分。お顔がよくわからなくて、香港メディアの報道を参考にしました。もし間違っていたらごめんなさい)。沖田杏梨はこのバストのせいか、翌日の香港メディアに一番多く登場していました。

チャップマン・トーら香港側の出演者も登場して、全員で撮影。セクシーなポーズを要求されるAV女優さんたち、さすがは慣れたものです。

チャップマン・トーはほぼコメディ専門と言っていいのですが、よーく見るとなかなかイケメンです。

監督のリー・コンロク(左のマイクを持つ人)と、右は多分プロデューサー。

AV女優の皆さんも、1人1人ご挨拶。「ネイ・ホウ。ンゴー・ハイ○○(こんにちは。私は○○です)」と皆さん広東語でちょっと挨拶をするなど、なかなかの努力家揃い。

こちらは通訳さんです。香港の方のようで、日本語もとてもお上手でした。

最後は、チャップマン・トーを囲む美女の図。「もっとチャップマン・トーをさわって」とか、通訳さんが指示を伝えます。

それから、もう1人大スターがいました。ジョシー・ホーです。この日は足をケガしていたのか、杖をついて登場。そのため、こういうラフなスタイルだったようです。とってもおきれいでした。

記者会見終了後メディアはジョシー・ホーに殺到。こんな感じで、テレビの各局合同のインタビュー。ボードを両手に持たされるスターも大変です。

終了後、ベテラン女優の邵音音(ショウ・ヤムヤム)がジョシー・ホーに挨拶に。

それから、薛凱[王其](フィオナ・シッ)も姿を見せていました。

こういう賑やかな話題だと、テレビや新聞など各メディアが大々的に取り上げてくれるので、映画祭の宣伝になるのですねー。するとスポンサーも、というわけで、どちらも映画祭は台所事情が大変なようです。

 

『マサラスタイルでボリウッドNo.1!!〜カレーに紙吹雪が入らないよう注意!〜』

$
0
0

無事旅から戻りました。ちょっと私が関わっているイベントのお知らせが来ていましたので、そのままコピペできる気軽さから(笑)、すぐに記事としてアップしてしまいます〜。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

『マサラスタイルでボリウッドNo.1!!〜カレーに紙吹雪が入らないよう注意!〜』

5月1日 木曜日
OPEN 18:30 / START 19:30
前売り ¥2,000 / 当日 ¥2,500(共に飲食代別)

※前売券はe+にて4/1(火)12:00〜発売!

※ファミリーマートのFamiポートでも購入して頂けます。

【司会】 宮村礼子(アンプラグド)
【ゲスト】すぎたカズト・サラーム海上・松岡環・アルカカット

5/3(土)より公開のボリウッド映画『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』を記念して、マサラスタイルでインド映画を語り尽くしましょう!ダンスあり、映像あり、お酒あり、カレーあり!※持ち込みクラッカーは音だけのもののみ。

【お問合せ】
阿佐ヶ谷ロフトA(03-5929-3445)

詳細→http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/22682

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

踊れる時間も用意されているそうで、『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』公開前夜祭として、皆さん思いっきり騒いで下さいね〜。映画の公式サイトはこちらです。すぐに思いっきりゴキゲンな「ラーダー」の歌が流れますので、人のいない時にクリックして下さい(笑)。では、メーデーの夜は阿佐ヶ谷でお会いしましょう!

 


日本語タイトルは『マダム・イン・ニューヨーク』

$
0
0

『English Vinglish』の邦題が決まりました。『マダム・イン・ニューヨーク』です。10年ほど前、『メイド・イン・マンハッタン』というジェニファー・ロペス主演のハリウッド映画がありましたが、今回はメイドさんではなくマダムがニューヨークを闊歩します(笑)。

ニューヨークに着いた当初はこんな顔をしていた主人公シャシが....

やがて打ちのめされてしまい.....

でも、一念発起してこんな顔になり....

最後にはこんな顔になるのが『マダム・イン・ニューヨーク』です。

公式サイトはこちら(ただ今工事中のようです)、公式FBはこちらです。FBには本作のいろんなポスターが出ていましたが、それにもうちょっとプラスして、ここに展開してみましょう。

中国語タイトルのものは、左が台湾版、右が香港版です。韓国版のタイトルは、以前にも書いたように「グッモーニン・マンハッタン」ですね。

ところで「マダム」なんですが、インドでは大人の女性に対してちょっと改まった呼びかけをする時によく使われます。女性の外国人旅行者はたいてい「マダム」と呼びかけられますが、私の友人K子さんは20代の時のインド旅行でホテルの人から「マダム」と呼びかけられ、そのたびに「ノー! マドモアゼル!!」と訂正していたんだとか。あはは....、その後インドに「マドモアゼル」が定着した気配はまったくありません。

シュリデヴィ演じるシャシは、最初のインドのシーンでは「マダム」というより「アンティー」「チャーチー」とかいう「おばさん」的存在でした。その彼女がニューヨークに着いてから、つらい体験も経た上でどんどん変身していくがこの映画の見どころです。学ぶことで自分を解放し、正真正銘の「マダム」に成長していくシャシは、人間の可能性は無限だということを見せてくれてとても魅力的です。そう考えると、『マダム・イン・ニューヨーク』=「ニューヨークでマダムになる」はいいタイトルですね。もうすぐ日本版予告編もできると思うので、楽しみに待ちましょう。

 

4月のマラヤーラム語映画上映会

$
0
0

ご紹介が遅くなってしまったのですが、4月早々マラヤーラム語映画の上映会があります。Periploさんから1週間ほど前に情報をいただいていたのに、アップが大幅に遅れてしまいました。ごめんなさい。でも、ただ今地元ケーララ州で大ヒット中の作品だそうなので、急いで予約をなさる価値は十分にあります!

『1983』 (2014/マラヤーラム語) 予告編

 監督:アブリド・シャイン
 主演:ニヴィン・ポーリ、アヌープ・メーノーン、ニッキ・ガルラーニ、スリンダ・アシャーブ

■日時:2014年4月5日(土)午後3:00〜
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ・彩の国Visual Plaza アクセス
■料金:大人1,900円
■字幕:英語字幕付き
■主催者:CELLULOID Japan 公式FB(英語/こちらから予約可能)

1983年というのは、インドがクリケットのワールドカップで初めて優勝した年なんだそうで、その時のキャプテンがかの有名なカピル・デーヴでした。予告編の一番最初に、優勝カップを持っている彼の姿がアップで写っています。映画はケーララ州の田舎町を舞台に、インドのワールドカップ優勝をきっかけにクリケットに夢中になる少年たちを描いていきます。

Periploさんの詳しいご紹介サイトはこちらです。参考になる情報が満載ですので、ご覧になる方はぜひ読んでおいて下さいね。

あと、私も時々参考にさせていただいてるカーヴェリ川長治さんのこれまた詳しいご紹介サイトはこちらです。マラヤーラム語映画、若者映画が登場してどんどん面白くなっているのですねー。皆さん、今のうちに見てファンになっておきましょう!


         

<香港国際映画祭報告:1>香港映画の現在

$
0
0

やっと作品スチールがDLできましたので、何回かに分けて見た作品の報告をしていこうと思います。今日は、オープニング作品の『香港仔(Aberdeen)』を中心に、どんな香港映画が映画祭で紹介されたのか、というお話などを。

彭浩翔(パン・ホーチョン)監督の『香港仔』は、こちらにも書いたようにある一族のお話となっています。古天樂(ルイス・クー)と梁詠?(ジジ・リョン)の夫婦は、塾の人気講師と元モデル&女優というセレブな夫婦。ジジは今でもモデルの仕事をしているのですが、映画の役をもらうためには出資者と寝ることが必要だとプロデューサーにほのめかされたりする、一流とは言えない存在です。一方、ルイスもいろいろ屈託を抱えています。その一つがこの娘のことで、とても可愛がっているのですが、どうも両親のどちらにも似てないのが気になります。娘は少々とろいところがあるものの、イグアナの世話をしたり、功夫を習ったりと、ユニークな考えを持つしっかりした子です。最後には、ジジが「実は韓国で...」と告白をし、ルイスも本来の心の広さを取り戻して、「太っちょでもいいよ、カワイイ俺たちの娘だ」とすべてハッピーに。

一方、姉の楊千嬅(ミリアム・ヨン)は、いつまでも両親に愛されなかったことにこだわっています。もう亡くなった母親の冷たい仕打ちをいろいろ思い出したり、今でも母親が自分に意地悪する、と言ったり。少し、被害妄想的です。

夫の曾志偉(エリック・ツァン)は産婦人科の医師。冒頭、「息を吸って、吐いて」という彼の声がかなり長い間画面に響きます。職場の看護師の1人と不倫しているのですが、人柄は誠実なので、看護師も心から慕っているのです。でも、そういう夫の心の乖離が、妻には何となくわかってしまって、ミリアムは不安の中に暮らしているとも言えます。下の写真は、ルイスの娘を診察するエリックです。何でも超音波診療なんですね。

ミリアムの不安感を増幅するのが、湾仔のマンション近くの地中から見つかった不発弾で、処理の間夫婦は指定されたホテルに避難することに。でも、その処理が終わる頃、ミリアムは勇気を出して父の呉孟達(ン・マンタッ)に「小さい頃、急に私を膝に乗せたりしてくれなくなったじゃない」と尋ねます。「そりゃー、お前がもう大きくなったからさ。母さんに、女の子なんだから体にさわったりしちゃダメ、と叱られたんだ」ということで、これも誤解が解けてめでたしめでたし。

こんな風に、パン・ホーチョン監督作としては、意外なぐらいやさしい手ざわりの作品でした。今の香港人には、こういう癒し作品が必要とされているのでしょうか。予告編はこちらです。

もう一つのオープニング作品、陳果(フルーツ・チャン)監督の『那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN(The Midnight After)』(上写真)は、黃又南(ウォン・ヨウナム)、文詠珊、任達華(サイモン・ヤム)、惠英紅(ベティ・ウェイ)、徐天佑(チョイ・ティンヨウ)らの主演です。サイモン・ヤム(右から2人目)が、いつもとは違った髪型で出ています。左端は林雪(ラム・シュッ)のようなので、まるで杜[王其]峯(ジョニー・トー)作品のようですが、怪奇小説をベースにしているとかで、ホラー風味の作品のようです。予告編はこちら。褒める声をあちこちで聞きましたが、日本での配給会社が決定済みという噂も小耳に挟みました。本当だったら嬉しいですね。

あと、クロージング・フィルムは次の作品です。クロージングは4月7日(月)ですが、この作品もホラー風味が入っているような....。

『魔警(That Demon Within)』 予告編
 監督:林超賢
 主演:呉彦祖(ダニエル・ウー)、張家輝(ニック・チョン)

それから、「香港映画パノラマ」の作品も、題名だけご紹介しておきます。

『愛・尋・迷(Enthralled)』 予告編
 監督:陶傑(チップ・ツァオ)
 主演:徐天佑(チョイ・ティンヨウ)、關楚耀(ケルヴィン・クワン)

 

『點對點(Dot 2 Dot)』 予告編
 監督:黄浩然(アモス・ホワイ)
 主演:陳豪(モーゼス・チャン)、蒙亭宜(モン・ティンイー)

『未[多句]秤(Lessons in Dissent)』 予告編
 監督:マシュー・トーン
 主演:(ドキュメンタリー)

 

『名探偵ゴッド・アイ』 予告編
 監督:杜[王其]峯(ジョニー・トー)
 主演:劉徳華(アンディ・ラウ)、鄭秀文(サミー・チェン)

 『無涯:杜[王其]峯的電影世界(Boundless)』
 監督:林澤秋(フェリス・リン)
 主演:(ドキュメンタリー)

『リゴル・モルティス 死後硬直』 予告編
 監督:麥浚龍(ジュノ・マック)
 主演:銭小豪(チン・シウホウ)、陳友(アンソニー・チェン)、鮑起静(パウ・ヘイチン) 

『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』 予告編
 監督:陳可辛(ピーター・チャン)
 主演:黄暁明(ホアン・シャオミン)、タン超(ダン・チャオ)、[イ冬]大為(トン・ダーウェイ)

『掃毒(The White Storm)』 予告編
 監督:陳木勝(ベニー・チャン)
 主演:劉青雲(ラウ・チンワン)、古天樂(ルイス・クー)、張家輝(ニック・チョン)

昨年の香港映画は、いまひとつパンチ不足だったようです....。  

 

 

4月1日の張國榮(レスリー・チャン)

$
0
0

4月1日は、張國榮(レスリー・チャン)のお命日です。今頃香港では、追悼のイベントが行われていることでしょう。没後早くも11年、でもファンの気持ちは変わりません。

これまでは、自分で撮ったレスリーの写真を付けてきたのですが、10年目を過ぎたので、昔手に入れたブロマイドも使ってみることにしました。11年目の写真は、「四眼仔(セイガンチャイ)」ことメガネっ子レスリーです。

1980年代前半の写真だと思います。買った場所は多分、台北にあった中華商場。昔、中華路をまだ鉄道が走っていた頃、台北駅寄りに3階建ての長屋のようなマーケットがありました。それが中華商場です。1980年代の後半に買ったのですが、当時台湾でもレスリーの人気はすごくて、いろんなブロマイドを売っていました。

偶然にも、今日試写を拝見した韓国映画『ミスターGO!』では、主演の徐嬌(シュー・チャオ)ちゃんが「月亮代表我的心」を歌う場面がありました。テレサ・テン、そしてレスリーの声と重ねながら、聞いていた私です。レスリー、また1年、安らかに眠って下さいね。

 

 

<香港国際映画祭報告:2>インド映画の注目新人監督

$
0
0

今回は、インド映画のアート系作品を1本見ました。『モンスーン銃撃戦(Monsoon Shootout)』です。監督はアミト(日本人には、「アミット」と書いた方が読みやすいかも知れませんね)・クマール、主演はヴィジャイ・ヴァルマー(下写真)、ナワーズッディーン・シッディーキー、タニシュター・チャテルジーらで、昨年のカンヌ国際映画祭でも上映された作品です。

中国語題名が「三岔路」となっていて、以前郭富城(アーロン・クォック)、鄭伊健(イーキン・チェン)、呉彦祖(ダニエル・ウー)という豪華顔合わせで作られた香港映画『ディバージェンス −運命の交差点−』 (2005)の原題「三岔口」を思い出してしまいました。これは京劇等の演目「三岔口」を下敷きにしており、三叉路にある宿屋で3人の登場人物たちが闇の中、手探りで相手を捉えようとする、という内容に、アーロンら3人が互いに疑心暗鬼になっている様を投影しています。

「三岔路」の方はそれとはちょっと違い、物語がいくつものヴァージョンで語られるためにこういう中国語題名が付けられたもののようです。『モンスーン銃撃戦』は、新米警官アディ(ヴィジャイ・ヴァルマー)が上司カーン警部と共に殺人犯のシヴァ(ナワーズッディーン・シッディーキー/上写真)を捕らえようと張り込みますが、アディがシヴァを追って線路際まで追いつめた時....という形で、そこからいくつもの違ったストーリーが展開していくものです。

あるヴァージョンでは、シヴァは極悪人となり、あるヴァージョンでは死んでしまったシヴァは、家族思いのごく普通の男になります。あるヴァージョンでは、上司のカーン警部は殺され、またあるヴァージョンでは、悪の一味に手を貸してしたたかに生きていく男となります。そんな風に、一筋縄では行かない人間と人生の、ありとあらゆる可能性を描き出してくれるのが『モンスーン銃撃戦』です。上の写真はアディの恋人ですが、彼女とアディの間の物語も錯綜していきます。

見終わると頭がこんぐらかるような作品でしたが、その都度ねじ曲がる物語を驚きを持って見ることができ、とても刺激的な作品ではありました。それもそのはず、監督のアミト・クマールは、以前短編映画ながら、『バイパス(Bypass)』 (2003)という傑作を撮っているのです。ナワーズッディーン・シッディーキーとイルファーン・カーンが主演するこの短編は、こちらで見ることができます。すごい監督だなあ、長篇は撮らないのかしら、と思っていたら、こんな凝った作品を作ったアミト・クマール。アヌラーグ・カシャプ監督が製作を引き受けているので、「カシャプ組」の1人として、将来も活躍が期待できそうです。

 

上の写真はナワーズッディーン・シッディーキーですが、彼は今やアート系作品に引っ張りだこですね。シヴァが手に持っている斧ですが、本作でも、そして『バイパス』でも重要な役割をするので、アミト・クマール監督は、ナワーズッディーン・シッディーキーと斧、という組み合わせにこだわっているのかも知れません。作品の一部がこちらで見られます。

ナワーズッディーン・シッディーキーの出演作は、日本でも間もなく『ランチボックス(原題)』が公開されますのでお楽しみに。そうそう、こちらの「アジアン・クロッシング」の記事で知ったのですが、3月27日にマカオで行われた<アジアン・フィルム・アワード>で、『ランチボックス』のイルファーン・カーンが主演男優賞を獲っています。今回は、帰国する日の夜、しかもマカオでの授賞式ということで<アジアン・フィルム・アワード>とは全然ご縁がなく、残念でした。

実はインド映画はもう1本プログラムに入っていて、それがどうしても見たかったのですが、プレビュー用のDVDが存在せず、また滞在中に上映もなくて見られませんでした。インド=カナダ合作の『シッダールト(Siddharth)』(上写真)です。監督はリチー・メーヘター、出演はラージェーシュ・タイラング、タニシュター・チャテルジーなど。予告編はこちらです。

デリー南部で路上の小商いをしている主人公が、いなくなった12歳の息子を捜す旅に出る、というストーリーらしく、インドの貧困や児童労働などを盛り込んだ社会派風味の作品のようです。『モンスーン銃撃戦』でシヴァの妻を演じていたタニシュター・チャテルジーが、こちらでも主人公の妻を演じているようです。昨年の東京国際映画祭で上映された『祈りの雨』 (2013)でも、主人公の労働者の妻役を演じていましたね。その前、2009年のTIFFで上映された『ロード、ムービー』では、主人公役のアバイ・デオルと共に移動映画館の車に乗り込む村娘を演じていましたし、彼女もまた、芸術系作品に引っ張りだこ、という女優さんです。

『モンスーン銃撃戦』と『シッダールト』、日本のどこかの映画祭で上映されることを願っています。FILMeXの皆様、いかがでしょうか?

*スチールはすべて、香港国際映画祭から提供を受けたものです。

 

 

インド映画の話題いろいろ

$
0
0

しばらく関西に行っていたりしたのと、急ぎの原稿があったので、更新をサボりました。1年ぶりの関西では、いろいろ驚くことばかり。大阪駅がきれいになってる! 関西は、エスカレーターで立つのが右側だ!(香港と同じで、東京でアタフタしていた私は何だかホッとしました) 中心街でも、走る自転車の多いこと! 宝くじ売り場にビリケンさんがいてはる! いやいや、すっかりお上りさんです。 

今回は、前から行きたかった塚口サンサン劇場と初めてご対面。阪急の塚口駅を降りてすぐのショッピングモールにあり、とっても入りやすそうな映画館でした。ちょうど『神さまがくれた娘』を上映中なのですが、4月11日(金)までですので、まだご覧になってない関西の皆さんは急いで下さいね〜。

そんなこんなしていたら、本日より『マダム・イン・ニューヨーク』の予告編とポスターが解禁に。こちらの予告編、とっても素敵です。予告編を見ているだけで、ウルウルしてきますね〜。

 

予告編と言えば、圧巻なのが『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』の予告編の数々。メインはこちらですが、何と「美ボディ男子編」があります。

さらに、「Radha(ラーダー)」のソング&ダンスシーンにローマナイズ歌詞を付けた予告編も。

せっかくなので、この予告編に出てくる歌詞をアップしておきましょう。あとまだ続くんですが、画面で見られる部分だけにしておきます。そのかわり、和訳を付けておきますね。ヒンディー語の部分は、単語の意味が何となくわかるように、逐語訳に近くしてあります(一部、「ラーダー」を抜いてあるところもあります)。

Radha on the dance floor,  Radha likes to party
ラーダーがダンスフロアへ ラーダーはパーティー好き
Radha likes to move that sexy Radha body
自分のセクシーなボディを動かすのが好き

Radha on the dance floor,  Radha likes to party
Radha likes to move that sexy Radha body

Panghat pe aake saiyyan, marode baiyaan
水汲み場に やってきて 愛しい人が 腕を 捻りあげるの
And everybody blame it on Radha
それなのに みんなラーダーが悪いという
Chhede hai humka daiyaa bairi Kanhaiya
からかうのよ 私を 悲鳴を上げさせて 仇敵の クリシュナは
And everybody blame it on Radha
それなのに みんなラーダーが悪いという
Hoga woh lakhon dil ka chor,  Humka toh laage woh
おそらく 彼は たくさんの(女性の) 心を 奪う人 (でも)私には
Hua hai aise baawla jo kehta jaaye
こう見える 頭がおかしい人 べらべらしゃべってるだけの

O Radha teri chunri,  O Radha tera chhalla
     お前の スカーフ、 お前の 指輪
O Radha teri natkhat nazariya
   お前の いたずらっぽい 眼
O Radha tera jhumka,  O Radha tera thumka
  お前の イヤリング   お前の 踊りぶり
O peechhe peechhe saari nagariya
後を追いかけるんだ 町中の人が

O Radha teri chunri,  O Radha tera chhalla
O Radha teri natkhat nazariya
O Radha tera jhumka,  O Radha tera thumka
O peechhe peechhe saari nagariya

Radha on the dance floor,  Radha likes to party
Radha likes to move that sexy Radha body

クリシュナとラーダーの物語はご存じですよね?  ご存じない方は、こちらのウィキをどうぞ。

ああ、もう、踊りたくなった! という方には、4月14日(月)の夜にシネマライズで「マサラディスコ先行上映会」があります。ボリウッド・ダンスで有名な野火杏子先生直々のご指導で、楽しいボリウッド『SOTY』ディスコパーティーが繰り広げられる予定。詳しいご案内は、こちらのシネマライズのサイトをどうぞ。

2月に続き、春から夏にかけてもインド映画が大盛り上がりしそうです! 

 

<香港国際映画祭報告:3>中国のインディーズ・パワー

$
0
0

香港国際映画祭の報告の続きです。今回見た作品の中で、最も印象に残ったのが中国映画の『水印街(Trap Street)』。文晏(ヴィヴィアン・チュイ)監督の初監督作品です。

主人公の青年は地図を作る会社で働いていて、同僚と2人車ででかけては、街のあちこちを測量して回ります。そんな時いつも気になるのが、広林巷という街角に停まっている赤い自動車。それに乗り込むきれいな女性を見かけてから、彼の好奇心はさらに強くなるのでした。

そんなある日、にわか雨が降った時に、彼と同僚は雨に濡れて困っているその女性を車に乗せてやります。次の日、車を掃除している時に、青年は車の床に落ちた小さな箱を見つけます。中にはUSBが2本と、彼女の連絡先が。早速電話をして、彼女と会う約束を取り付けた青年でしたが、弾んだ気持ちで待ち合わせ場所に行ってみると、彼女の上司だという中年の男が待っていて、彼女から忘れ物を受け取ってくれと言われた、と言います。

彼女のことが忘れられない青年は広林巷に行ってみたりしますが、その行動が誰かから監視されていたなど、まったく気づきもしなかったのでした。

その後、彼女と付き合うようになった青年ですが、その身辺には次々と不可解な出来事が起こっていきます。政府の調査室らしき所に連れ込まれて、USBの情報を流しただろう、と責め立てられたり、父母の住む実家に戻ってみると、自分の部屋以外はもぬけのからだったり....。見えない包囲網が自分の回りに張り巡らされているのを感じた青年は、その原因が彼女だったと気が付くのでした....。

国家が一般人に対し、スパイの罪を着せていく過程が巧みに描かれていきます。主人公の青年自身、地図会社の仕事と共に、盗聴器発見業を友人と共にやっていて、要人が来た時の盗み聞きなどは日常茶飯事ということも伝えられていきます。主演の呂聿来(ルウ・ユウライ)は、日本でも『孔雀−わが家の風景』 (2005)でヒロインの弟役を演じたことで知られていますが、その気弱な雰囲気が本作にぴったりで、悲劇へと転がっていく主人公に痛みを感じずにはいられませんでした。

日本で大学に勤める中国人の先生たちが、中国に帰国したとたん音信不通になる、という事件も最近2件ほどありましたが、そういう現実ともつながるシリアスな作品でした。

もう1本印象に残ったのは、周豪(チョウ・ハオ)監督・主演の『夜(The Night)』。上の写真が周豪監督で、これを見ると大体どんな作品かおわかりいただけると思います。そう、主人公はゲイの青年で、階段状になった坂道に立って客を誘い、その体を売る、という生業をしています。そんな彼が知り合ったのは、同じ場所に立ち始めた同年代の娼婦。彼女は決して美人とは言えないのですが、自分を飾ろうとせず、顔もスッピンのまま客を誘います。2人はなぜか気が合い、客待ちの間にいろんなことを話すようになります。

そんな時、彼と一度関係を持った年下の男が、すっかり彼に恋してしまいます。こうして3人の間で、友情のような愛情のような感情が芽生えていくのですが....。

本作は何か物語を進行させるというよりも、周豪監督が自らを露出するための作品、という面が強いもので、部屋で着替える場面や、独り寝の場面が長々と描写されます。その時に流れるのが、テレサ・テンの歌「小小的水仙花」。さらに「夜来香」や「月亮代表我的心」も使われていて、1970年代・80年代のレトロな音楽に身をゆだねながら、ゲイの世界へと入っていく主人公が時には妖しく、時には美しく描かれていきます。

そういう自己愛に充ち満ちた作品なのですが、主人公と娼婦の間で交わされる会話が妙にリアルで、2人の人間らしさを感じさせてくれたりして、奇妙ながら面白い味のある作品でした。周豪監督は1992年生まれなので、まだ21歳か22歳。今後が楽しみですが、とりあえずこの『夜』はどこかのクイア映画祭か、レズビアン&ゲイ映画祭でぜひ上映してほしいものです。

中国映画は、このほか婁[火華](ロウ・イエ)監督の『推拿(Blind Massage)』、寧浩(ニン・ハオ)監督の『無人区(No Man's Land)』、■亦男(ディアオ・イーナン)監督作品で、ベルリン国際映画祭で賞を獲ったばかりの『白日焔火(Black Coal, Thin Ice)』などがラインアップに入っていたのですが、上映にも当たらず、またDVDもなし、ということで、主要作品が見られず残念でした。

唯一劇場で見られたのが、陳可辛(ピーター・チャン)監督の『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』だったのですが、こちらは期待したほどではなくてがっかり。ドタバタした作りで、昔のしっとりと情緒のあったピーターの作品の面影はまったくありません。お話の盛り上げ方もいまひとつ私の好みに合いませんでしたが、「私たちの教授方法を盗んだ」というアメリカ側の訴えに対し、敵地に乗り込んで反論するクライマックスは圧巻でした。

香港国際映画祭は4月7日(月)に終わってしまいましたが、この報告はもうちょっと続きます....。

 

 


張國榮(レスリー・チャン)ファンの皆さんへご協力のお願い

$
0
0

4月1日は2003年に亡くなった張國榮(レスリー・チャン)のお命日でしたが、香港にあるレスリーのお墓に毎年折り鶴を供えている「哥哥的一天」の方から、下記のようなお知らせが届きました。

その前にちょっと「哥哥的一天」のことをご紹介しておくと、こちらはレスリーのファンサイトで、毎月レスリーを偲ぶミーティングを続けているほか、お命日の4月1日とお誕生日の9月12日には、みんなで折った折り鶴を香港に届けています。その折り鶴も毎回テーマを決め、色紙の色を選んだ芸術的なもので、レスリーが生きていたらさぞかし喜ぶに違いない、という美しいものができあがっています。

今年の折り鶴のテーマは「春の息吹き」で、ピンクとブルーを主体にした色合いと、グラデーションがとても美しい作品です。特別にお願いして、レスリーの寶福山の墓所に供えられた写真を、「哥哥的一天」の方から提供していただきました。奥の方にあるレスリーのお墓に掛かっているのが、「哥哥的一天」の鶴たちです。

2014.4.1/提供「哥哥的一天」

下の鮮やかなピンク色が隠れていて残念ですが、レスリーのマネージャーだった陳淑芬(フローレンス・チャン)さんがこうしてお墓に直接掛けて下さったことからも、「哥哥的一天」の皆さんへの信頼度がわかると思います。なお、レスリーと一緒に葬られているのは、左へ沈殿霞(リディア・サム)、羅文(ローマン・タム)となっています。「肥姐」または「肥肥」と呼ばれていたリディア・サムは超有名なテレビタレントで、映画にもよく出ていた才女です。2008年2月19日に亡くなりました。ローマン・タムは1970年代・80年代に一世を風靡した有名歌手で、テレビドラマの主題歌などを中心に、ヒット曲を山のように出しています。こちらはレスリーよりも早く、2002年10月18日に亡くなりました。生前仲のよかった3人が、ここに並んで眠っているのです。

2014.4.1/提供「哥哥的一天」

それで、「哥哥的一天」の方からのお知らせには、「今回、フローレンスさんからレスリー・ファンに、大切なメッセージがありました。その内容は、早速フローレンスさんのFacebookに掲載されておりますが、『ファンの意思決定があれば、レスリー60歳の年にレスリーのためのミュージカルを検討したい』というものでした」とあり、FBのアドレスが。

そして、「香港の友人と一緒に日本語訳したものを添付いたしました」とあって、送って下さったのが下のメッセージ訳文です。

★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★

GorGorのファンの皆さんヘ

去年9月から、たくさんのファンからGorGorの60歳の冥寿の時に、再び記念活動をしてほしいという私への希望がありました。そうすれば、全てのファンが再び一堂に会してGorGorのことを思うことができます。このことは私にとってやや矛盾しています。私は公開記念活動をもう開催しないと決めました。ただその一方で、GorGorのファンの望みが満足するよう全力を尽くして、できる限り彼らの張國榮への厚い愛情に応えたい!

去年12月、上海で私がとても尊敬する先輩と会いました。彼はLeslieに関するミュージカルを作るように私を励ましました。私も意味のある提案だと思いました。成功すれば、少なくとも私という人間が消えた後も、私は一つの作品をこの世に残すことができ、Leslieの栄光が永遠に伝承されます。

このことはGorGorのファンに決めてほしいのです。私のこの考えに賛成・支持してくださる人は、この文章の「いいね!」をクリックしてください。GorGorのファンの支持が100万人アクセスに達したら、私は準備を始めます。もしできなかったら、考えることはしません。ですから、GorGorのファンはこのメッセージを他の人にも伝えてほしいのです。そして、私は皆さんの考えをはっきりと知ることができます。

最後にもう一度、皆さんのGorGorへの永遠の愛とサポートに感謝致します!

陳太(フローレンス・チャン)

★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★

レスリーは生きていたら、2016年9月12日で還暦を迎えるところだったのですね....。ファンの方はぜひ、Facebookのサイトから「いいね!」を送信して下さいね。100万人というのは気の遠くなるような人数ですが、千里の道も一歩から。レスリー・ファンのご友人も誘って、ぜひこちらのFacebookサイトをご訪問の上、「ポチッ」をして下さいませ。

最後に、手元にあるレスリーのブロマイド・アルバムから、『キラーウルフ 白髪魔女伝』 (1993)のオフ・ショットをどうぞ。この写真を見ると、「加油!(がんばれ!)」とレスリーから言われている気がします....。

 

 

『ダバング 大胆不敵』初日出ました☆

$
0
0

本日、今夏公開のインド映画『ダバング 大胆不敵』の試写状をいただきました。それによると、「7月26日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか、全国順次公開」となっていて、モロ夏休みのド真ん中公開のようです。今年の夏は暑く、いや、熱くなりそうですね〜。

 

こちらは試写状ウラのヴィジュアルです。右側写真は上から、アイテム・ソング「Munni badnaam hui(ムンニー・バドナーム・フイー=ムンニーに悪い噂が立った)」のシーンのマライカー・アローラー・カーン(サルマーン・カーンの弟嫁でもあります)、主人公チュルブル・パンデーを演じるサルマーン・カーン、チュルブルが一目惚れする美女ラッジョー役のソーナークシー・シンハー、下に来て再びサルマーン・カーンで、最後は悪役(でも、ちょいお間抜け)というかチュルブルと敵対する顔役を演じるソーヌー・スードです。いやー、すごいシックスパックですねー、ソーヌー・スード。

ずっと前からサラーム海上さんやそのほか大勢の方々が、「ぜひ、日本で公開してほしい!」と熱望していた『ダバング 大胆不敵』。試写を拝見したら、また強力宣伝を繰り広げますので、どうぞよろしく〜。

 

 

インド映画『The Lunchbox』邦題決定!!

$
0
0

お待たせしました〜。秀作と評判の高いインド映画『The Lunchbox』の邦題が決まりました。『めぐり逢わせのお弁当』です。本日、試写状をいただきました。

インド本国でのポスターでは、下のようにイルファーン・カーンの方が上にきていたのですが、日本版ヴィジュアルはニムラト・カウルが上。色彩もさらに美しくなったようです。物語を簡単に書いておきますと....。

ムンバイの郊外に暮らす主婦イラ(ニムラト・カウル)は、毎日夫のためにお弁当を作り、それをダッバーワーラー(お弁当運び屋さん)に頼んで、市の中心部にある夫のオフィスまで届けてもらっています。小学生の娘もいるイラは、どうも最近夫の愛が冷めたような気がして心配な日々...。夫の愛を取り戻そうと、イラは階上に住むおばさんの助けを借りて、毎日お弁当作りに励んでいます。そんなある日、お弁当箱がすっかり空になって戻ってきました。夫が完食してくれた!

ところが、実はお弁当は別の人、サージャン・フェルナンデス(イルファーン・カーン)の所に配達されていたのでした。間もなく定年退職を迎えるサージャンは、家の近所の食堂と契約して毎日お弁当を届けてもらっていたのですが、この日は珍しく手の込んだ、おいしい料理が入っていたので驚きます。ムンバイのダッバーワーラーが誤配する確率は、このムンバイ独自の弁当配達システムを調査したハーバード大の分析によると、何と600万分の1だとか。その奇跡がしばらく続き、やがてイラとサージャンはお弁当箱に手紙を潜ませて、文通をするようになります。

同じ頃、サージャンは社長から、自分の後継者となるアスラム・シャイク(ナワーズッディーン・シッディーキー)を紹介され、仕事の引き継ぎをするように言われます。どちらかというと偏屈者で、職場の同僚たちからも冷たい人間と思われていたサージャンですが、イラのお弁当とめぐり逢い、シャイクと知り合ったことで、徐々にそのかたくなな心がほぐれていきます....。

監督は、『めぐり逢わせのお弁当』が長篇劇映画第1作となるリテーシュ・バトラ。本作で、2013年カンヌ国際映画祭・批評家週間の観客賞を受賞しています。脚本もリテーシュ・バトラの手になるもので、ムンバイっ子だけあって、ムンバイの普通の生活の様々な側面を実にうまく捉えています。公開は、「今夏、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!」とのことで、配給はロングライド、宣伝をおなじみのアンプラグドが担当しています。公式サイトがまだ出来ていないようなので、インド版の予告編をどうぞ。

さあ、これで、盛夏の強力インド映画ラインアップ、『マダム・イン・ニューヨーク』、『ダバング 大胆不敵』、そして『めぐり逢わせのお弁当』が出そろいました。今年の夏は、『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』が先陣を切ってくれたあと、超見応えのある3本で「豊穣なるインド映画の夏」になりそうです!

 

『ダバング 大胆不敵』試写始まりました

$
0
0

『ダバング 大胆不敵』の試写がいよいよ始まり、スクリーンで久しぶりにチュルブル・パンデー(サルマーン・カーン)に再会しました。日本語字幕で見直してみると、これが単なる大暴れアクション映画だけでなく、家族の再生を描いた作品でもあることを感じて、それもあったからインドで大ヒットしたのね、と思った次第です。では、まずは基本データからどうぞ。

『ダバング 大胆不敵』 公式サイト  公式FB

 2010年/インド/ヒンディー語/126分/原題:Dabangg
 監督:アビナウ・スィン・カシュヤップ
 主演:サルマーン・カーン、アルバーズ・カーン、ソーナークシー・シンハー、ソーヌー・スード、ヴィノード・カンナー、ディンプル・カパーディヤー、アヌパム・ケール、マラーイカー・アローラー・カーン(特別出演)

 提供:(株)ビオスコープ
 配給:太秦
※7月26日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー

物語は、北インドのウッタル・プラデーシュ州の田舎町ラールガンジを舞台に、チュルブル・パンデーの幼い時から始まります。夫を亡くしたチュルブルの母ナイニー(ディンパル・カパーディヤー)は、チュルブルを連れてプラジャーパティ・パンデー(ヴィノード・カンナー)と再婚、チュルブルの弟マカンチャンド(愛称マッキー)も生まれます。でも、父が可愛がるのはマッキーばかり。チュルブルは傷つき、反抗心の強い少年に育っていきます。そんな中、母は2人を平等に愛し、チュルブルにも何かとやさしい心遣いをしてくれるのでした。

成長したチュルブル(サルマーン・カーン)は警官となり、「ロビンフッド・パンデー」と呼ばれて悪者たちに恐れられています。銀行強盗のアジトに乗り込み、たった1人で全員をやっつけてしまう大胆不敵(ダバング)なチュルブル警部。しかも、銀行強盗が盗んだ金はすかさず自分の懐に入れ、部下の警官に分けたりする、まさにやりたい放題の男なのでした。

そんなチュルブルが一目惚れしたのは、壷作りの娘ラッジョー(ソーナークシー・シンハー)。ラッジョーはアル中の父(マヘーシュ・マーンジュレーカル)に手を焼きながらも、父の面倒を見る孝行娘でした。チュルブルがアタックしても、父親優先の彼女は相手にしてくれません。

その頃、弟マッキー(アルバーズ・カーン)も、村の教師(ティーヌー・アーナンド)の娘ニルマラー(マーヒー・ギル)と恋仲になり、反対するニルマラーの父親を何とか説得しようとしていました。ですが、マッキーはいまだに親のすねかじり。チュルブルが働いて貯めたお金を狙っていたりする、どうしようもない弟です。

チュルブルの前に、もう1人どうしようもない奴が現れます。青年政治家というと聞こえはいいですが、町の顔役のチェーディー・スィン(ソーヌー・スード)です。実はチュルブルが退治した銀行強盗の一味は、チェーディーに政治資金を貢ぐために銀行から大金を盗んだのでした。自分の計画の邪魔をされ、チュルブルに怒りを燃やすチェーディー。チェーディーとチュルブルの対立はマッキーや母も巻き込んで、ついに最後の全面対決を迎えることになります...。

ま、ストーリーはつけ足しみたいなものなのですが、トンデモ警官チュルブルの行状の描写がパワフルに続く一方で、家庭的にはチュルブルに悲劇が襲いかかります。その辺のトーンの落差が、見直してみるといいアクセントになっていて、日向から日陰へ、日陰から日向へ、という感じ。これまでアクションシーンのすごさ&熱さにばかり目が行っていたのですが、家族ドラマとしても見ることができるのを発見しました。

とはいえ、アクションシーンは撮り方も含めて本当にすごいです! 可変速再生による縦横無尽のアクションの切り取り、そしてストップモーションからのパノラマ処理(とでも言うのでしょうか、ご覧になって正しいテクニカル・タームを教えて下さい)など、目を奪われるアクション表現の数々はさすがコンピュータ大国のインドならでは。一度見るともう一度見たくなります。その合間にお茶目なチュルブルの笑いも挟んであり、まさに極上のエンターテインメント。藤井美佳さんの日本語字幕も結構やんちゃで、随所で楽しめます。早く一般試写会も始まるといいですねー。

日本版予告編がまだできていないようなので、現地版予告編をどうぞ。日本版予告編はどんなのになるんでしょうね〜。なお、この『ダバング 大胆不敵』と『マダム・イン・ニューヨーク』の提供元の方が、公開に到るまでのご苦労を綴ったブログ「ボリウッド映画を買ってみました」が面白いです! こちらもぜひご一読下さい。

 

 

連続講義「怪奇映画天国アジア」第4回

$
0
0

四方田犬彦先生の講義「怪奇映画天国アジア」シリーズ、4回目が開催されます。4回目はいよいよ真打ち(?)登場、「ナン・ナーク」または「メー・ナーク」ものと呼ばれるタイの怪奇映画のお話です。

ここのところ新学期でめちゃんこ忙しくて、手抜き・足抜き・ヒヅメ抜きのチラシをそのまま載せる方式でご勘弁下さい。一応、問い合わせ先のアテネ・フランセ文化センターのリンクだけ張っておきます。会場は上記の映画美学校試写室なので、お間違いなく。

ところで、私は2007年にバンコクにあるメー・ナーク廟にお参りしたことがあります。スクンビットの東のはずれにある、ワット・マハーブットというお寺の境内にナークお母さんは祀られていました。詳しくは、こちらのWikiページの「The Shrine of Mae Nak」をご覧下さい。

入口の柵には、ナークの様々な絵姿が飾られています。柵の後ろに写っている紐をぐるぐる巻きにしたような不思議なものを写したのが右の写真です。

皆さん、お布施を払ってロウソクと金箔をもらい、熱心に祈っていました。金箔は奥にあるナーク像に貼り付けます。

これがナーク像。何だか、おどろおどろしいです。ナークの着る衣裳とかがいっぱい奉納してありました。主に安産の祈願をするらしいのですが、それ以外にもいろんな願いを持って皆さんお参りするのだとか。

 

こんなに寄進の品が多い、ということは、霊験あらたかなんでしょうね。ナーク像はみんなが貼る金箔でピカピカでした。今でもこんなに強力なパワーを発揮しているナークお母さん、様々なナーク映画のさわりも見せていただけるようなので、興味のある方はぜひお聞きのがしなく。(そういう私は、マンションの理事会と重なっていて行けません。残念です〜)

 

Viewing all 2355 articles
Browse latest View live