Quantcast
Channel: アジア映画巡礼
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2390

来週は「インド映画最前線」@朝日カルチャー

$
0
0

夏のインド映画調査@東南アジアも終わったので、その成果の発表@朝日カルチャーセンターです。春はインド、夏は東南アジアと定点観測を続けていると、結構いろんな変化がわかってきます。目下、シンガポール等で手に入れたDVDも参考にしながら、講座の内容をまとめつつあるところです。以前にも一度ご案内したのですが、1週間前に再度のご案内です。

 ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫

 インド映画最前線

 ハリウッドを追うインド映画

 講師 アジア映画研究者 松岡 環

最近のインド映画は、様々な面で変化を遂げつつあります。特にハリウッド映画の影響が顕著に見受けられるようになり、サスペンス映画や実話に基づく作品が増加。また映像技術的には、インドがハリウッドのCGやVFX制作の下請けをしていることもあって、最先端の映像技術を使った作品も出現するようになりました。このままインド映画は、ハリウッドを追い続けるのでしょうか? ここ2、3年の作品を対象に、インド映画の最新動向を分析します。(講師・記)

 日 時:2016年9月16日(金) 19:00~20:30

 受講料:会員 3,024円、 一般 3,672円

※資料請求、お申し込み等は、朝日カルチャーセンターHPからどうぞ。

 ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫

つい先日、9月1日には、ディズニーがインドでの映画製作から撤退することを発表したばかり。ヒンディー語映画の冒頭にディズニーのクレジットが出現した時は感慨深さと警戒心とが呼びさまされましたが、10年弱での撤退となり、あとは自社のハリウッド映画の配給に専念することになります。今回の撤退決定となった要因は、『Mohenjo Daro(モヘンジョ・ダロ)』等の大コケによる損失で、インド・ディズニーの社長シッダールト・ローイ・カプール(ヴィディヤー・バーランの夫ですね)もディズニーを去ることになりました。こんな風にインド映画界とハリウッドとの関係は、製作面、配給面、そして心情的な面も含め、今、めまぐるしく変化しています。


今回のお話の中心になる作品は、ハリウッド作品の前に壁となって立ちはだかった『pk』(10月29日(土)公開)と『バーフバリ(原題)』(く来春公開予定か?)。ハリウッドと競えるユニークな作品を作り続けているラージクマール・ヒラニ(ヒラーニー)監督&S.S.ラージャマウリ監督の戦略などにも言及しながら、ここ2、3年と言わず、数年間のインド映画の変化を辿っていきます。ちょうど配給会社さんから『pk』の第2弾ポスター画像をいただいたので付けておきますが、当日は力の入った『pk』2つ折りチラシなどもお配りする予定です。

そして、恒例(?)の受講者の皆様へのプレゼントは、今回も現地版インド映画ポスター。『pk』と『バーフバリ(原題)』はもちろんのこと、シャー・ルク・カーンの『Dilwale(勇者)』、サルマーン・カーンの『Bajrangi Bhaijaan(バジュランギー兄貴)』、プリヤンカー・チョープラーの『Jai Gangaajal(ガンジスの聖水万歳)』、ディーピカー・パードゥコーンの『Tamasha(見世物)』、さらにタミル語映画『O.K.Darling』や『Puli(虎)』、そしてIFFJで上映される『ボンベイ・ベルベット(Bombay Velvet)』、『カプール家の家族写真(Kapoor & Sons (Since 1921))』、『ニールジャー(Neerja)』、『プレーム兄貴お城へ行く(Prem Ratan Dhan Payo)』などの作品のポスターも、プレゼントの中に含まれています。プレゼントで釣るわけではありませんが(笑)、ご一緒にインド映画の最前線を覗いてみませんか。皆様のお越しをお待ちしています。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 2390

Trending Articles